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KDDIとIIJが資本業務提携を締結 KDDIはNTTからIIJ株式を取得
KDDIとIIJが、資本業務提携の締結で合意した。KDDIはNTTからIIJの株式を取得し、NTTと共にIIJの筆頭株主となる見通しだ。
KDDIは5月18日、インターネットイニシアティブ(IIJ)と資本業務提携契約を締結したことを発表した。KDDIがNTT(日本電信電話)からIIJの発行済み株式の10%(1870万7000株)を買い付けた上で、業務や事業における相互協力を進めていくという。
KDDIとIIJは、以下の4分野において提携し、相互協力を進めるという。
- IIJによるKDDIの通信サービスなどの最適な調達
- IIJとKDDIのそれぞれの子会社を含む事業領域での各種協業の検討
- IIJとKDDIの法人分野およびモバイルサービス領域での商材の相互活用および共同開発
- 人材の交流
NTTとKDDIがIIJの「筆頭株主」になる見通し
先述の通り、KDDIはNTTからIIJの発行済み株式の10%を買い取る。取引日は5月25日を予定しており、取得金額は総額で512億円となる。KDDIは既にIIJの発行済み株式の0.93%(168万株)を保有しており、今回の取得により持株比率は10.9%(2038万7000株)となる。
一方で、NTTはIIJの持株比率を10.9%(2038万7000株)とするために(※1)、KDDIへの株式売却に加えて、IIJが実施する自社株式の取得にも応募する。
これらの取引が全て予定通りに行われた場合、NTTとKDDIは共にIIJの筆頭株主となる。また、IIJはNTTの「持分法適用会社」から除外され、NTTはIIJの「その他関係会社」に該当しなくなる。
(※1)NTTコミュニケーションズ(NTTドコモの子会社、NTTの孫会社)による保有分を含む
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