MRデバイス「OPPO MR Glass」開発者版がお披露目 Snapdragon XR2+搭載で急速充電対応
OPPOはMRデバイス「OPPO MR Glass」を開発者向けに発表した。Snapdragon Spaces開発者キットとして開発者向けに公開する予定だ。プロセッサは「Snapdragon XR2+」を搭載し、OPPOブランドのスマートフォンで使用されている急速充電技術「SUPERVOOC」などを搭載する。
OPPOはMRデバイス「OPPO MR Glass」を開発者向けに発表した。2023 年後半に中国の北京神木科技有限公司(EnlightXR)経由で、Snapdragon Spaces開発者キットとして開発者向けに公開する予定だ。
OPPO MR GlassはSnapdragon Spaces XR Developer Platformに対応する世界初のMR(Mixed Reality=複合現実)デバイスの1つとして、米カリフォルニア州で行われたイベント「Augmented World Expo2023」(以下、AWE USA 2023)で披露された。
プロセッサは「Snapdragon XR2+」を搭載し、OPPOブランドのスマートフォンで使用されている急速充電技術「SUPERVOOC」、それに心拍数検出機能を備える。
本体と表面カバーに熱がこもりにくく、肌に優しい素材を採用。快適な装着性をアピールする。
双眼ビデオパススルー技術(Binocular Video Pass Through)、デュアルRGBカメラ、パンケーキレンズ、120Hzの高リフレッシュレートも搭載し、鮮明で臨場感のある映像視聴が可能という。
ここ数年、OPPOは開発者とともにXR(仮想現実=VR、拡張現実=AR、複合現実=MRなど各技術の総称)に関するコンセプトモデルの実装に取り組んでいる。2019年にOPPO初のARコンセプトデバイス「OPPO AR Glass」をリリースして以来、「OPPO AR Glass 2021」「OPPO Air Glass」「OPPO Air Glass 2」を一般向けに公開し、OPPOのアルゴリズム、光学ソリューション、インタラクションなどにおける技術優先性とエコシステムのさらなる可能性について模索しているという。
この内、OPPO Air Glassは「2023 Edison Best New Product Award」のAR部門で銀賞を受賞し、OPPOのXRに関する強みが国際的に認められたとしている。
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