調査リポート
MNPワンストップ方式で移行したい携帯キャリア1位は? MMDが調査
MMD研究所が、6月30日に「MNPワンストップ方式に関する調査」の結果を発表。認知度は13.9%で、従来方式の契約では「MNP予約番号の発行が面倒」「手数料がかかった」などに不満が集まっている。
MMDLaboが運営するMMD研究所は、6月30日に「MNPワンストップ方式に関する調査」の結果を発表した。対象は18〜69歳の男女2万5000人で、調査期間は6月8日〜6月12日。
MNP予約番号を取得する必要がないMNPワンストップ方式の認知度は13.9%で、従来のMNP方式で乗り換えたことがある7451人のうち「不満があった」と回答したのは67.5%。不満に思った内容について複数回答で聞いたところ「MNP予約番号の発行が面倒だった」が48.7%、「転出手数料・契約事務手数料などがかかった」が39.2%、「契約手続きが長かった」が30.0%となった。
メイン利用の通信サービスからの乗り換えを検討している5938人へ、利用したい乗り換え方法について聞いたところ「MNPワンストップ方式」は34.2%、「従来のMNP方式」は11.3%、「MNP以外の方法」は7.0%。MNPワンストップ方式で乗り換え検討しているサービス(複数回答)は「楽天モバイル」が33.7%、「ahamo」が30.1%、「UQ mobile」が24.4%となった。また、49.6%がMNPワンストップ方式が店頭でできるようになってほしいと回答している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 転出先キャリア側での手続きのみで完了――MNPの「ワンストップ化」は2023年4月から試験運用へ
総務省が検討を進めてきたMNPの「ワンストップ化」に向けたスケジュールが改めて示された。6月までにシステムの仕様(要件)を定めた上で、2023年4月からシステムの試験運用を始める予定となっている。 - MNPの利用経験が最も多い携帯キャリアは? MMD研究所が調査
MMD研究所が「2023年2月通信契約サービスに関する調査」の結果を発表。MNPの利用経験は24.6%で、大手通信キャリアユーザー別にでは「Rakuten UN-LIMIT」と「LINEMO」の半数以上が利用経験ありと回答した。 - 日本通信アプリがMNPワンストップに対応 eSIMなら最短10分で利用可能に
日本通信は、Android/iOS「日本通信アプリ」でMNPワンストップの申込受付を開始。eSIMなら最短10分で乗り換えが完了する。 - 楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」、7割以上が継続利用意向を示す MMDが調査
MMD研究所が、6月21日に「Rakuten最強プランに関する調査」の結果を発表。メイン利用者の継続利用意向は77.1%で、継続利用/乗り換え検討理由は「料金が安い」「ポイントをためている」などが挙がった。 - 4キャリアの通信サービス、満足度1位はUQ mobile NPS1位はahamo MMD研究所調べ
MMD研究所が「2023年2月MNOのシェア・満足度調査」の結果を発表。メイン利用はMNOが90.3%だが、オンライン専用プランとキャリアサブブランドが引き続き増加傾向にある。