一部のXperiaに“謎の丸いアイコン”出現 起動してもエラー、削除もできず ソニーが対処法を案内
一部のXperiaに謎の丸いアイコンが出現する不具合が発覚した。ソニーがLINE公式アカウント「Sony (Japan)」で明らかにした。あわせて、対処法を案内している。
ソニーは、一部のXperiaに謎の丸いアイコンが出現する不具合が発覚したとして、その対処法を案内している。
この事象は、最新のソニー製品やキャンペーンなどの情報発信に加え、製品の使い方などの問い合わせを受け付けている、ソニーLINE公式アカウント「Sony (Japan)」が案内しており、同アカウントのチャット欄へアクセスしなければ案内の内容を確認できない。
案内によると、2023年5月下旬頃から、一部のXperiaでアプリ一覧画面にアイコン表示のないアプリ「丸=○」が表示され、起動してもエラーが発生する他、アプリを削除できない挙動を確認したという。
ソニーは、「本事象について調査を行っている」とした上で、ユーザーに対して以下の操作を試すよう呼びかけている。
- 設定アプリを開く
- 「システム」を開く
- 「日付と時刻」を開く
- 「日時を自動的に設定」項目をオンからオフに切り替える
- 「日付」項目をタップし、1カ月後の日付に変更する
- Xperiaを一度再起動する
- 当該アイコンが消えているかどうかを確認する
- 再び「日付と時刻」の項目を開く
- 「日時を自動的に設定」をオフからオンに切り替える
ITmedia Mobileでは、2022年に発売された「Xperia 1 IV」を用意した。本事象を確認することはできなかったが、一部のユーザーがTwitterに「数日前からバッテリーの消費が早まった他、ダウンロードした覚えのない丸いアイコンが見つかった」「透明なアイコンが追加されていた」「謎のアイコン、いつ直るの?」などと投稿しており、影響は広範囲に及んでいると思われる。
発熱の報告も
また、一部には発熱を訴える投稿もある。発熱は旧機種でも度々話題になった。ソニーは、2023年発売の「Xperia 1 V」でプロセッサにSnapdragon 8 Gen 2を採用し、電力効率が従来比で約40%改善した点を挙げている他、カメラ動作時の消費電力が従来比で約20%改善したことや、熱拡散シートの体積が約60%拡大したことを明らかにしている。
加えて、冷却構造や3.5mmオーディオジャック、HDMI出力ポート(1080p/120Hz出力に対応)、LANポートなどを併せ持つゲーミングギア「Xperia Stream for Xperia 1 IV」がXperia 1 Vでも使えるようになり、より冷却可能になったことで、安定したパフォーマンスにつながるという。
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