ドコモの「ぷらら」「ひかりTV」で約596万件の個人情報流出 委託先の元派遣社員が不正に持ち出し
NTTドコモの「ぷらら」と「ひかりTV」にて、約596万件の個人情報が流出した。業務委託先であるNTTネクシアの元派遣社員が、業務用PCから外部ストレージに持ち出したことが判明。現在、不正に持ち出された情報が第三者に不正利用されたことは確認されていない。
NTTドコモが7月21日、個人向けインターネット接続サービス「ぷらら」と映像サービス「ひかりTV」契約者の情報が流出したことを案内した。
2023年3月31日、ぷららとぷららTVの業務を委託している企業が使用しているPCから、個人情報が流出した可能性があることを、ネットワーク監視によって確認した。その後の内部調査により、業務委託先であるNTTネクシアの元派遣社員が、業務用PCから個人で契約する外部ストレージにアクセスし、2023年3月30日に個人情報を含む業務情報を不正に持ち出したことが判明した。
不正に持ち出された個人情報の件数は約596万件。内訳は、ぷららが165万件、ひかりTVが431万件。3月31日時点では最大約529万件としていたが、その後の調査で約596万件だと分かった。不正に持ち出された情報の内容は、ぷららが氏名、住所、電話番号、フレッツ回線ID、お客さま番号の一部、ひかりTVが氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、フレッツ回線ID、お客さま番号の一部。クレジットカードや金融口座、決済情報、各種パスワードは含まれていない。
現在、不正に持ち出された情報が第三者に不正利用されたことは確認されていない。持ち出された情報の対象となるユーザーにはメールや郵送で個別に連絡し、連絡内容の本文にはインターネットサイトのURLは記載しない。
ドコモは「今回の事実を厳粛に受け止め、お客さまのご不安の解消に向けて努力いたしますとともに、同様の事態が再び発生しないよう、業務委託先を含め個人情報管理体制の一層の強化を図ってまいります」と説明している。
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