NTTドコモを装う自動音声案内にご用心 相次ぐ不審な偽電話、対応策はある？：ふぉーんなハナシ（2/2 ページ）

NTTドコモは、同社を装う自動音声案内について注意喚起を行っている。偽の自動音声案内（電話）はドコモを名乗り、携帯電話料金の未納を理由に回線を停止する、などとアナウンスするもの。ドコモは偽の自動音声の内容を公開するとともに、身に覚えのない連絡を信用せず、不審な場合は内容に応じて警察署などに相談するよう呼びかけている。

[金子麟太郎，ITmedia]

不審な電話が急増→AIで特殊詐欺対策も

　電話を利用した特殊詐欺が急増していることを受け、NTT東日本とNTT西日本では固定電話で特殊詐欺の疑いがある通話が行われた場合に契約者本人や家族などに通知する有料サービスを提供している。

　仕組みはこうだ。「特殊詐欺対策アダプタ（通話録音機能付き端末）」から、録音した通話内容をクラウドに転送。特殊詐欺解析AIが通話内容を解析する。特殊詐欺の疑いがある場合、契約者や家族などの事前登録された人に注意喚起の電話やメールが送信される。

特殊詐欺対策サービスの仕組み

特殊詐欺対策アダプタ

　固定電話だけでなく携帯電話宛ての不審な電話も増えているため、ドコモでは登録した番号からの着信を拒否する「迷惑電話ストップサービス」、発信者番号を通知せずにかけた相手に対し、自動音声で番号通知を促す「番号通知お願いサービス」などを活用するよう呼びかけている。