まとめ
19日から配信、「iOS 17」の注目機能をおさらい 通話やメールがより便利に(2/2 ページ)
iPhone向けの最新OS「iOS 17」が、日本時間9月19日に配信されるので、その内容をおさらい。ユーザーが自分を表現する方法として連絡先ポスターのパーソナライズ機能が追加される。連絡先を交換できる「NameDrop」や、時計や写真を表示できる「スタンバイ」機能も利用できる。
新アプリの「ジャーナル」
iPhone純正の日記機能、ジャーナルが追加されます。エントリーには写真や音楽、音声なども追加でき、あとから振り返ることが可能です。また、デバイス上の機械学習を活用し、写真や音楽、ワークアウトなどの直近のアクティビティーを分析し、ユーザーに日記をつけるきっかけを与えます。ジャーナルはエンドツーエンドで暗号化され、iCloudに同期。他の人やAppleもアクセス不可となっています。
なお、ジャーナルはiOS 17は配信直後には使えず、年内に登場予定となっています。
Safariでテーマ別のプロファイルが作成可能に
iOSの標準ブラウザ「Safari」では、「仕事」や「パーソナル」など、テーマ別にプロファイルが作れるように。プロファイルごとに履歴や拡張機能、Cookieなどを分けられます。また、プライベートブラウズが強化され、基地のトラッカーがページを読み込めないように完全にブロックして、トラッキングを削除します。
パスワードとパスキーの共有
信頼できる連絡先グループを作り、パスワードをiCloudキーチェーンを通じて共有できるようになります。パスワードはメンバー全員の間で最新の状態に保たれ、メンバーをいつでも削除可能です。
その他の新機能
その他、主に以下のような新機能や機能改善が行われます。
- 「ヘルスケア」に心の健康機能が追加。一時的な感情や日々の気分を記録でき、自分の心の状態と、日光の下で過ごした時間、睡眠、エクササイズ、マインドフル時間などの生活要因との関連性を把握可能に
- 「マップ」に地図の一部をiPhoneに保存し、オフラインでも利用可能に
- AirTagを最大5人と共有して、友人や家族が「探す」で持ち物を追跡すること可能に
- 一度Siriを起動したら、複数のリクエストを連続して依頼可能に
- 「Apple Music」に共同作業プレイリストが追加。車のSharePlayを使って、車内にいる全員が再生する曲を追加することもできます(年内アップデート予定)
- AirPods Pro(第2世代)が適応型オーディオに対応
- 「画像を調べる」が一時停止したビデオフレームでも利用できるように
関連記事
- 「iOS 17」「iPadOS 17」「watchOS 10」、9月19日に配信
Appleが、「iOS 17」「iPadOS 17」「watchOS 10」を9月19日に配信する。iOS 17では「電話」「FaceTime」「メッセージ」アプリに大きなアップデートを加える。iPadOS 17では、iPhoneと同様にロック画面のカスタマイズが可能になる。 - iOS 17のパブリックβ版を試す 「連絡先ポスター」が楽しく便利、PDF編集機能の強化も
7月13日から利用可能になったiOS 17のパブリックβ版を試した。新機能の「連絡先ポスター」を使うと、ビジュアルに凝った自らの連絡先を作り、共有することが可能になる。また、PDFの編集機能が強化されたり、ウィジェットが多機能化したりと、使い勝手を上げるような進化も遂げている。 - 「iOS 17」発表 電話/メッセージアプリが進化、AirDropで連絡先を共有可能に
AppleがWWDC23で「iOS 17」を発表した。iOS 17では「電話」「FaceTime」「メッセージ」アプリに大きなアップデートを加える。Air Drop機能を活用して、電話番号やメールアドレスの共有も可能になる。 - “携帯電話の基本”が磨き上げられた「iOS 17」 ただし日本語対応には課題も
今秋リリースのiOS 17は、携帯電話の基本ともいえる「電話」や「メッセージ」の機能改善が主なトピック。「iOS 14」で導入されたウィジェットも、より多機能になる。ただし日本語対応の面では課題も残っている。 - 「iOS 17」の対応機種はiPhone Xs以降、iPhone 8/Xは対象外に
Appleがこの秋配信する「iOS 17」の対応機種一覧。最新のiPhone 14シリーズから4世代前のiPhone XS/XS Max/iPhone XRまで対応に。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.