「AQUOS sense8」は何が変わった? 先代の「AQUOS sense7」と比較する(2/2 ページ)
シャープが10月3日発表した「AQUOS sense8」はどこが進化したのか。前世代機AQUOS Sense7との違いを検証する。バッテリーやカメラが進化している。
パフォーマンス:Snapdragon 6 Gen 1搭載に
プロセッサは1つ世代が進み、Snapdragon 6 Gen 1(8コア)を搭載。CPU性能は36%、GPU性能は33%向上している。メモリは6GB、ストレージは128GBだ。
従来機種と同様に、microSDスロット、おサイフケータイ、3.5mmイヤフォンジャック、防水・防塵(じん)、耐衝撃性能も備えている。
USB Type-C端子では、新たにDisplayPort出力をサポートしており、スマホとディスプレイを有線接続して、画面を表示できる。これは、法人向けのデジタルサイネージでの利用を想定した機能という。
サポート:セキュリティ更新が5年に拡大
AQUOS sense8では、セキュリティ更新の提供期間を拡大している。従来モデルから2年延長し、5年間のセキュリティアップデートと、最大3回のOSバージョンアップを提供する予定としている。
販売キャリア:ソフトバンクは扱わず
AQUOS sense8の販売キャリアはMNOではNTTドコモ、au(UQ mobile、J:COM MOBILE)、楽天モバイルの3系列で取り扱われる。
今回はSIMフリーモデルも同時期に発売する予定となっている。想定販売価格は、5万円台後半(税込み)だ。従来モデルのAQUOS sense7は、sense8取り扱い開始後、順次終売する見込みとしている。
一方で、前年にAQUOS sense7シリーズを取り扱っていたソフトバンクとY!mobileは、sense8シリーズは取り扱わない。
なお、シャープは今回、台湾とインドネシアの市場にAQUOS sense8を販売する計画を発表している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
シャープが「AQUOS sense8」発表、光学2倍相当のズーム対応で5万円台 大画面モデル「plus」がない理由とは
シャープはミッドレンジスマートフォン「AQUOS sense8」を発表した。市場想定価格は5万円台後半(税込み)。今回、「sense7 plus」の後継に相当する新モデルの投入が見送られた理由とは何か。
「AQUOS sense7」はどれほど進化した? AQUOS sense6と使い比べて分かったこと
AQUOS sense7は、前モデルの「AQUOS sense6」からどう進化したのか、両モデルを徹底的に使い比べてみた。デザインが大きく変化し、カメラ性能が大きく向上した。
出そろった「AQUOS sense7」の価格 最安値はどのキャリアか
NTTドコモ、KDDI、楽天モバイルがシャープ製スマートフォン「AQUOS sense7」を取り扱う。各社のオンラインショップにおける販売価格、端末購入補助プログラム適用後の実質負担額をまとめた。記事内は全て税込み。
新ミッドレンジ「AQUOS sense7」開発秘話 カメラもデザインも大刷新を遂げた理由
ど真ん中のスマートフォンを目指して開発してきた「AQUOS sense」シリーズのイメージを覆したのが「AQUOS sense7」だ。カメラに最大の特徴があり、ミドルレンジモデルながら、一部ハイエンドモデルが採用していた大型の1/1.55型センサーを採用する。デザイン面も、AQUOS Rシリーズに近づけ、AQUOSとしての共通イメージを抱きやすくなった印象がある。
目指したのは“国民機” シャープの「AQUOS sense7/7 plus」が単なるミッドレンジスマホと違う理由
シャープは9月26日、ミドルレンジの最新モデルとなる「AQUOS sense7」「AQUOS sense7 plus」の2機種を発表した。AQUOS sense7、7 plusでシャープが目指したのは、「ハイエンド並みの大型センサー」を搭載すること。7 plusはより大きなディスプレイを搭載し、動画を快適に視聴できるようディスプレイ性能も強化した。


