カーナビの“パイオニア”がスマホアプリに参入 「COCCHi」はサイバーナビの使い勝手を継承しているか?(2/3 ページ)
「カロッツェリアカーナビゲーションのノウハウを搭載!」と謳われており、カーナビ専用機と同等の機能、使い勝手をスマホで活用できるというアプリです。、スマホ標準の地図アプリと比べて、どのような違いがあるのかという点にスポットを当ててレビューしていきましょう。
実際に使ってみた○と×
さてここからは実際に使ってみた感想です。筆者はApple CarPlayやAndroid Autoに対応したカーナビやディスプレイを車両に搭載していませんが、COCCHiの画面はスマホの小さな画面でも見やすいユーザーインタフェースだと感じました。
分岐点に近づけば地図の上に案内情報がイラストで表示されるのも非常に分かりやすいですね。専用カーナビを踏襲した画面は、それらから移行したユーザーにも違和感が少ないと思います。
また走行車線を事前に、きめ細かく案内してくれる点も非常に気に入りました。特に首都高速などで分岐が連続するような箇所では、安全に走れますね。左右のどの道に進むかだけではなく、それぞれの道に進入するために事前に選ぶべき走行車線を教えてくれるので、直前で慌ててレーンチェンジしなくて済みます。この機能だけでも月額350円の価値は十分にあると思いました。
高速道路だけでなく、一般道でもルートに応じた走行車線を早めに教えてくれます。走行中のストレスが減りますし、事故の確率も確実に減少するでしょう。とはいえ最終的な安全確認は自己責任でしっかりと行いましょう
なおルート案内の正確性については、いったん無評価とさせてください。1カ月使ったぐらいでは、体感的な判断も早計だと思うのです。とはいえ、自宅周辺でも積極的にCOCCHiを使い続けたところ、地元民である筆者も知らなかった、比較的広く、空いているルートを発見したことが2回ありました。このような経験はスマホのマップアプリではなかったので、専用カーナビアプリで培った知見がCOCCHiには生かされていると現時点でも感じています。
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