アメリカン・エキスプレス、旅行特典やボーナスポイントプログラムを備えた「ゴールド・プリファード・カード」発行

アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは、個人向けカード「ゴールド・プリファード・カード」の会員募集／発行を開始した。継続特典として無料宿泊券のプレゼントや有効期限が無期限のボーナスポイントプログラムなど、従来のゴールドカードよりもサービス面で充実していることが特徴だ。

[エースラッシュ, 井上翔，ITmedia]

　アメリカン・エキスプレス・インターナショナル（AMEX）は2月20日、個人向けの新しいクレジットカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード」の発行を開始した。年会費は3万9600円（税込み、以下同）で、 家族カードは2枚目まで年会費無料、3枚目以降は1万9800円となる。既に同社のWebサイトから申し込みを受け付けている。

• →Webサイト

個人向けカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード」を発行

新カードの概要

　ゴールド・プリファード・カードは、AMEXの日本参入時からあった「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」を「時代に合わせてリニューアルした製品」となる。ゴールド・カードと比べると年会費は値上げとなるものの、その分だけ各種サービスを拡充している。

　カードはメタル素材を採用しており、従来のゴールド・カードと比べて“所有感”を得られる作りとなっている。接触／非接触（NFC）ICチップも搭載されており、対応している加盟店ではタッチ決済（EMVコンタクトレス決済）も利用可能だ。

　ただし、メタル素材ゆえに一部のカードリーダーでは物理的に利用できない場合もある。その場合はタッチ決済、またはApple Pay（iPhone／Apple Watch）を介して「QUICPay」「QUICPay+」を使ってほしいという。

カードのイメージ

カードの実物サンプル（表面）

カードの実物サンプル（裏面）

　ポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」は、通常100円当たり1ポイントたまる（※1）。ただし、本カードには「メンバーシップ・リワード・プラス」（年会費3300円相当）の特典が自動適用されるため、以下の加盟店での利用分は「ボーナスポイントプログラム」によって100円当たり3ポイントの付与となる（うちボーナス分が2ポイント）。

• Amazon.co.jp
• Yahoo!ショッピング／Yahoo!オークション
• App Store
• Uber Eats
• ヨドバシ.com
• 日本航空
• 一休.com
• エイチ・アイ・エス
• American Express Travel Online

　メンバーシップ・リワード・プラスの特典として、「ポイントの有効期限の撤廃（無期限化）」や「ポイント移行／交換レートのアップ」も付帯するので、従来のゴールド・カードよりもポイントをためたり使ったりしやすくなっている。

（※1）特定の加盟店では「ポイント付与なし」または「200円当たり1ポイント付与」となります（詳細）

通常3300円の年会費が必要な「メンバーシップ・リワード・プラス」が追加料金なしで付帯するため、ポイントをためたり使ったりしやすくなっている

　旅行の特典としては、毎年のプログラム期間中に200万円以上カードを利用し、かつカードを継続契約した会員を対象に、国内のプレミアムホテルで利用できる無料宿泊券をプレゼントする「フリー・ステイ・ギフト」や、カードの継続契約で「American Express Travel Online」でホテルを予約する際に利用できる1万円分のトラベルクレジットも提供する。

　「ポケットコンシェルジュ」からの予約と決済で年間最大1万円キャッシュバック、対象のラグジュアリーホテルのダイニングでの10〜20％オフ、スターバックス カードへのオンライン入金での年間最大5000円キャッシュバック、カード会員限定のライブ／世界遺産／アート（美術館）鑑賞の先行予約や貸し切り鑑賞会の実施など、さまざまな面で特典を受けられるようになっている。

ポイント面以外でも多数の特典を用意している

従来の「ゴールド・カード」は新規募集を停止

　ゴールド・プリファード・カードの発行開始に伴い、従来のゴールド・カードは2月20日12時をもって新規会員の募集を停止した。既に保有している会員は、引き続きカードの利用／更新／再発行を受けられる。

　ゴールド・カード会員のゴールド・プリファード・カードへの移行は希望制で、移行したい会員はWebサイトまたは会員向けアプリで手続き可能だ。ゴールド・カードとゴールド・プリファード・カードの2枚持ちはできないので注意しよう。

• →カードのお切り替え（要ログイン）