ドコモとチカク、在室確認/TV電話サービス「ちかく」を4月中旬以降にスタート 離れて暮らす親の見守りに
NTTドコモとチカクが、共同でデジタル近居サービス「ちかく」を4月中旬から提供する。別居している家族の見守りを目的としており、家型の専用端末を置くだけでアプリを介して在室状況を確認できる。専用端末をTVとつないでおけば、TV電話もかけられる。
NTTドコモとチカクは4月中旬以降に、デジタル近居サービス「ちかく」の提供を開始する。専用端末の価格は3万円台を予定しており、月額料金は1980円(税込み)となる。
本サービスは家型の専用端末とスマートフォンアプリを利用して、離れて暮らす家族(親)の在室状況を確認できる。専用端末にはドコモ回線に対応するSIMカードが内蔵されているため、別途インターネット回線を用意せずに利用可能だ。
背面にはHDMI出力端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子(※1)と電源端子を備えており、コンセントと家族のTVにつなげばセットアップは完了する。
(※1)将来のサービス拡張に備えて装備(サービス開始時点では利用不可)
スマホアプリを使うとTV電話をかけらるようになっており、通話中にスマホ内の写真を共有することも可能だ。逆に、専用端末に付属するリモコンを使えば、スマホアプリ宛にTV電話をかけることも可能だ。なお、TV電話は月間180分までとなり、それを超過した場合は音声のみの通話(映像なし)となる。
在室検知機能を使うと、起床や就寝など、親の生活リズムの変化も確認できる。決まった時間に起床してこない場合は通知が届く他、随時部屋の様子を確認できる「安否確認機能」なども備える。
体験イベントも開催
発売を前に、3月9日と10日にはイオンタウン成田富里(千葉県成田市)、3月16日と17日にはイオンモール大和(神奈川県大和市)で体験イベントが開催される。体験後アンケートに回答すると、日用品がプレゼントされる。また、会場で端末を予約すると、端末割引クーポンが進呈される。
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