調査リポート
小中学生にスマホやキッズケータイを持たせた理由は? ドコモ「モバイル社会研究所」が調査
NTTドコモのモバイル社会研究所は、親と子に関する調査の中から小中学生のスマホ/キッズケータイ所有理由を発表。「緊急時の連絡」「子どものいる場所把握」などが理由の上位に挙げられた。
NTTドコモのモバイル社会研究所は、3月11日に親と子に関する調査(2023年11月)の中から小中学生のスマホ/キッズケータイ所有理由を発表した。
自分専用のスマホを持っている割合は小学生低学年は18%、高学年は42%、中学生は79%となる。どのような理由でスマホを持たせたのかは「緊急時の連絡」「子どもから欲しいと言われた」「子どものいる場所把握」が上位となった。
持たせた時期別では、小学生は「緊急時の連絡」が最も高い。男女別では、女子は「子どもに欲しいと言われた」が男子より10ポイント高い。中学生は「緊急時の連絡」が最も多い一方「子どもに欲しいと言われた」、女子は「友達が持ち始めた」も4割を超えている。
キッズケータイの所有理由は「緊急時の連絡」が7割を超え、「子どもの居場所の把握」も半数近い。
関連記事
- 中学生のSNS利用率は88%、利用時間は? ドコモモバイル社会研究所が調査
NTTドコモのモバイル社会研究所は、親と子に関する調査の中からSNSの利用に関する結果を公開。SNSの利用時間は小学生低学年が10分、高学年が24分、中学生が72分で、中学生の利用には個人差が大きいことが分かった。 - 子どものスマホ利用料金「3000円未満」が増加、保護者の「高いと思う」が減少 ドコモ調べ
NTTドコモのモバイル社会研究所は、2022年11月に子どものスマホ利用に関する調査を実施。スマホ利用料金は「3000円未満」が増加し、中学生の保護者の意識は 「高い」が減少している。 - スマホを持ち始めた時期は12歳が最多、中古は3.7% 「にこスマ」の調査より
中古スマートフォンのECサイト「にこスマ」が、小〜中学生の子を持つ親を対象とした調査を実施。子どもにスマホを持たせている家庭は全体の約47%で、中古スマホを与えている親の62%が「次も中古スマホ」と回答している。 - スマホデビューの過半数が小学生、お小遣いのキャッシュレス化も進む MMD調査
MMD研究所が「2023年1月初めてスマートフォンを持つ子どもと親への意識調査」の結果を発表。スマホデビュー時期は小学6年生が最多と低年齢化傾向にあり、小遣いを渡す手段は「キャッシュレス」の割合が増加している。 - スマホデビュー最多は小学6年生、低年齢化が進む MMD調査
MMD研究所は、2月4日に「2022年1月初めてスマートフォンを持つ子どもと親のスマートフォン意識調査」の結果を発表。小中高のスマホデビューは小学生が51.6%で最多となり、低年齢化の傾向にある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.