IIJmio「ギガプラン」の30/40/50GBはお得? 他社の大容量プランと比較してみた:スマホ料金プランの選び方(2/2 ページ)
IIJmioでは3月1日から「ギガプラン」で月30/40/50GBのプランを追加しました。ただし、場合によっては他社を選んだ方がお得な場合もあります。そこで今回は、IIJmioの30/40/50GBプランを他社と比較した上で、お得な活用方法を解説します。
容量シェアの活用がお得
前述の通り、30/40/50GBでも場合によっては他社が安い場合もあります。ただし、IIJmioのギガプランには大きなメリットがあります。それは複数回線間で容量をシェアできることです。
同じmioIDで契約したギガプランの回線間なら、最大10回線まで契約容量を分け合えます。回線タイプ(ドコモ/au)や機能(音声/SMS/データ専用)が違ってもシェアが可能です。シェアするグループで余ったデータ容量も翌月に繰り越され、繰り越したデータを再度複数回線でシェアできます。この容量シェア、データ繰り越しと契約容量変更を組み合わせれば、家族それぞれが回線を契約するより容量を無駄なく消費でき、月々の支払額を安くできる場合があります。
例えば家族3人がそれぞれ月3GB使っている場合、5GBプランを3回線契約するより、5GB/2GB/2GBにしてシェアグループを作れば、毎月の料金を280円節約できます。同じく、例えばそれぞれ月16GB、12GB、3GB使う場合も、30GB/2GB/2GBにしてシェアすれば月390円の節約になります。30/40/50GBの大容量プランが登場したことで、容量シェアの活用の幅が広がりました。家族で契約する場合や複数回線契約する場合は、シェアによりどれだけお得になるかぜひ計算してみましょう。筆者も速度測定用に契約している2回線で容量をシェアしています。
以上、IIJmioで3月1日に開始したギガプランの30/40/50GBの解説でした。さらに容量シェアを活用すればさらにデータ容量を無駄なく使えるので、ぜひ検討してください。
著者プロフィール
シムラボ
「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。
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