6.7型スマホ「Nothing Phone (2a)」の先行予約者向け出荷がスタート おサイフケータイ対応で約5.6万円
Nothing Technologyが、先行予約者向けに「Nothing Phone (2a)」の出荷を開始した。約6.7型ディスプレイやDimensity 7200 Proを搭載し、日本向けモデルは「おサイフケータイ」にも対応する。
Nothing Technologyは3月28日、スマートフォン「Nothing Phone (2a)」の256GBモデルについて、先行予約者に順次出荷を開始することを発表した。256GBモデルの直販価格は5万5800円(税込み)で、現在も自社サイト「nothing.tech」において先行予約販売中だ。なお、128GBモデルの発売/出荷時期は追って告知される。
本製品はMediaTekと共同開発した独自プロセッサ「Dimensity 7200 Pro」を搭載。内蔵ストレージの一部をシステムメモリとして利用する「RAMブースターテクノロジー」を使うことで、メインメモリを最大8GBプラスできるようになっている(256GBモデルでは12GB+8GB=最大20GBで運用可能)。「Smart Clean」や「Adaptive NTF」を導入することで、特定コンポーネントの消費電力を最大10%削減したという。
ディスプレイは約6.7型フレキシブルAMOLED(有機EL)で、リフレッシュレートは30Hz〜120Hzの範囲で変化する。画面占有率は91.65%となっている。
バッテリー容量は5000mAhで、USB PD(Power Delivery)対応充電器を用意すれば最大45Wの高速充電も可能だ。OSはAndroid 14で、独自UI「Nothing OS 2.5」もプリインストールしている。OSは3年間のソフトウェアアップデートと、4年間のセキュリティアップデートが保証されている。
背面の「Glyph Interface(グリフインタフェース)」で通知を光や音のパターンで確認でき、ボディーにはプラスチック廃棄物などを再利用。カラーはブラックとミルクの2つを用意する。アウトカメラは5000万画素のデュアル仕様で、インカメラは3200万画素のシングル仕様となる。日本向けモデルはおサイフケータイ(モバイルFeliCa)も搭載している。
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