vivo「iQOO Neo9 Pro」は背面レザーのツートンカラーが“映える“ゲーミングスマホ:山根康宏の海外モバイル探訪記
ゲーミングスマートフォンは本体デザインにも特徴をもたせたものが多く見られます。vivoの「iQOO Neo 9 Pro」は、背面仕上げに特徴のある製品です。スペックで差別化が難しい中、自社製品を選んでもらうために「映える」デザインにまとめています。
数あるスマートフォンの中でもゲーミング用途を強化したモデルは本体デザインにも特徴をもたせたものが多く見られます。vivoの「iQOO Neo 9 Pro」は、背面仕上げに特徴のある製品です。スペックで差別化が難しい中、自社製品を選んでもらうために「映える」デザインにまとめています。
プロセッサにはMediaTekのDimensity 9300を搭載しています。スマートフォンのプロセッサとしては、QualcommのSanpdragon 8 Gen 3に並ぶ高性能なもので、AI機能にも優れています。中国メーカーのハイエンドモデルでもこのプロセッサを採用するメーカーが増えています。ディスプレイは6.78型(1260×2800ピクセル)、リフレッシュレートは144Hzと高速です。
背面はホワイトとオレンジのヴィーガンレザーを左右非対称な位置で貼り合わせています。カメラ側のラインはホワイトで、カメラ下には「NEO TIME TO PLAY」というNeoシリーズを表す文字、端にはiQOOのブランド名も入ります。レーシングカーを思わせるようなデザインではないでしょうか。なお、カメラは5000万画素広角と5000万画素超広角の2つを搭載。望遠はありませんが、広角側も5000万画素にすることで、どの画角でも高画質な写真が撮影できます。中国モデルと異なり、グローバルモデルは5000万画素+800万画素というカメラ構成です。
本体側面にゲーム用のトリガーボタンは備えていませんが、自社開発のディスプレイコントロールチップ「vivo Q1」を搭載。ディスプレイの高速なレスポンスを実現しています。ディスプレイのタッチサンプリングレートは最大2000Hz、汗をかくなど、ぬれた指先でも高速な反応が可能とのこと。
バッテリーは5160mAh、120Wの超高速な充電速度に対応します。本体重量は190gです。
iQOOシリーズはvivoのサブブランドとして展開していますが、ゲーミングモデルが主流なので、XiaomiのRedmiシリーズとは異なるハイブランドなイメージを持たれています。とはいえ、価格帯が高いモデルも多く、このiQOO Neo 9 Proも2999元(約6万2000円)からとなっています。そのため、販売数はあまり多くないものの、vivoのブランドイメージを引き上げるラインアップになっていることは間違いありません。製品デザインも優れており、vivoのメインラインのカメラフォンにも負けない魅力ある製品が次々と登場しているのです。
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