Huawei、「P」改「Pura」シリーズの「Pura 70」4モデル発表 せり出すカメラ搭載
Huaweiは、「Pura 70」シリーズのスマートフォンを発表した。これまで「P」シリーズとして提供してきたラインをアップデートしたものだ。ハイエンドモデルのアウトカメラは機械音とともにレンズがせり出す。
中国Huaweiは4月18日(現地時間)、2012年から提供しているカメラ性能とデザインに特化した「P」シリーズを「Pura」シリーズにアップグレードし、Pura 70/70 Pro/70 Pro Plus/70 Ultraの4モデルを発表した。ハイエンドのUltraの中国での販売価格は9999元(約21万円)から。中国以外での販売予定については不明だ。
デザインの特徴は、背面の三角形のカメラモジュール。Huaweiはこれを「羽のような」と表現している。
4モデル共通の主な仕様は、ディスプレイはリフレッシュレート120Hzの有機EL(70のみ6.6型、それ以外は6.8型)、1300万画素のインカメラ、Harmony OS 4.2、IP68など。プロセッサは公表していない(米国からの規制を受けて以来、同社はプロセッサについて開示しなくなっている)。
ハイエンドの70 Ultraの最大の特徴はアウトカメラの格納式レンズだろう。Webサイトの説明によると「回転望遠レンズ構造により、カメラの電源をいれるたびにプロ仕様の機械音が鳴り」、カメラがわずかにせり出す。
70シリーズすべてで高速で動く被写体をきれに撮影できるとしており、特にUltraは時速300キロで走る車を鮮明に撮影できるという。
Ultraの望遠は5000万画素。5センチ離れたところからのマクロ撮影もサポートする。その他の主な仕様は、バッテリーは5200mAh、RAM/ストレージは16GB/512GBまたは1TB。サイズは162.6×75.1×84mmで重さは約226グラム。色はシャンソングリーン、モカブラウン、スターバーストホワイト、スターバーストブラックの4色だ。
関連記事
- Huaweiが2年ぶりの「P」、「P60」「P60 Pro」「P60 Art」発表
Huaweiは2年ぶりの「P」シリーズ、Huawei P60、Huawei P60 Pro、Huawei P60 Artを発表した。10速可変絞り対応のメインカメラを搭載。P60 Proの中国での価格は6988元からだ。 - 自撮り強化のHuawei「nova 12 Ultra」は高級バッグのような仕上げが美しい
Huaweiのスマートフォンの存在感が復活しています。2023年12月には「nova 12」シリーズが発売されました。最上位モデルの「nova 12 Ultra」は衛星通信にも対応する5Gモデルです。 - 制裁中なのに5G対応 謎多きスマホ「HUAWEI Mate 60」はどのように製造されたのか
Huaweiのフラグシップスマートフォン「Mate 60」シリーズは、基本スペックの一部を非公開として発売しながらも、中国では話題の製品となり売れまくっているという。プロセッサの「Kirin 9000S」を安定供給ができるかが鍵となる。アジアや欧州で発売されれば、Huawei人気の復活もありうるかもしれない。 - Huaweiのスマートフォンにも対応する独自OS「HarmonyOS」、初製品はスマートTV
Huaweiがうわさされていた独自OS「HarmonyOS(中国では「鴻蒙」)」を発表した。搭載製品第一弾はスマートテレビ「HONOR Vision」。スマートフォンにも搭載可能だが、具体的な計画は不明だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.