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「Pixel 8a」発売直前クイックレビュー 7万2600円の価値は十分にある!(2/3 ページ)

Googleの新型スマートフォン「Pixel 8a」が、いよいよ5月14日に発売される。それに先立って、本機の特徴を実際に使いつつ紹介していく。

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5Gは「Sub-6」のみ対応 Wi-Fiは「6E」まで

 「スマホはコミュニケーションツールである」と考えると、Pixel 8aの通信回りの仕様も気になる所だ。

 携帯電話としては、5G NR/LTE(4G)/W-CDMA(3G)およびGSM(2G:日本では未使用)の各規格での通信に対応する。SIMカードは「nanoSIM」「eSIM」の両方に対応し、それぞれの回線の音声通話やSMSを同時に待ち受ける「DSDV(Dual SIM Dual VoLTE standby)」も利用可能だ。

 日本向けモデルはドコモ、au、ソフトバンクに加えて楽天モバイルが利用している周波数帯(バンド)をしっかりとカバーしている。具体的には以下のバンドで通信可能だ。

  • 5G NR(Sub-6):n1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/40/41/66/77/78/79
  • LTE:バンド1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/21/28/38/39/40/41/42/66
  • W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19
  • GSM:850/900/1800/1900MHz帯

 本機を公式販売(サポート)するキャリアにおける、5G NR規格での最高通信速度(理論値:以下同)は以下の通りだ。

  • NTTドコモ:下り3.7Gbps/上り218Mbps
  • au:下り4Gbps/上り218Mbps
  • ソフトバンク:計測中(5月13日時点)
通信回り
Pixel 8aの日本向けモデル(G576D)の対応バンド一覧

 Wi-Fi(無線LAN)は、Wi-Fi 6E(6GHz帯対応のIEEE 802.11ax)までの対応となる。5GHz帯/6GHz帯では80MHz幅での通信が可能で、最高通信速度は1.2Gbpsとなる。上位モデルでは2倍の160MHz幅で通信可能で、最高通信速度も単純計算で2倍(1.2Gbps→2.4Gbps)となるため、この辺は「廉価モデル」としての割り切りといえるだろう。

 BluetoothはVersion 5.3に対応しており、ダイバーシティ通信にも対応している。

カメラ機能は「メリハリ」が効いている

 アウトカメラは「広角」「超広角」の2基(デュアル)構成で、オートフォーカス(AF)と光学式/電子式手ブレ補正に対応している。それぞれのカメラの主なスペックは以下の通りだ。

  • 広角(メイン)
    • センサー:約6400万画素(1/1.73インチ、Quad Bayer、ピクセル幅0.8μm)
    • 絞り値:F1.89
    • 画角:80度
    • デジタルズーム:最大8倍(超解像)
  • 超広角
    • センサー:約1300万画素(ピクセル幅1.12μm)
    • 絞り値:F2.2
    • 画角:120度

 数値的なスペックはPixel 7aから据え置かれているが、本機では「Ultra HDR」も初めから利用可能だ。Pixel 7aからの機能的差分としてPixel 8/8 Proに実装された「編集マジック」「ベストテイク」「音声消しゴムマジック」にも新規対応している。

 Pixel 8/8 Proの先進的な機能に対応しつつも、カメラのスペックを変えないことで値段を抑えたのだろう。

カメラ
Pixel 8aのカメラはPixel 7aと同じ構成となっている
UI
標準のカメラアプリの基本的なUIも、Pixel 7aから変わっていない。テーマカラーを同じにすれば「間違い探し」になるかもしれない

 インカメラはシングル構成の固定フォーカスとなる。主なスペックは以下の通りで、数値上のスペックは画角以外Pixel 7aと変わらない。

  • センサー:約1300万画素(ピクセル幅1.12μm)
  • 絞り値:F2.2
  • 画角:96.5度
インカメラ
インカメラは画面内にある

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