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iPhone/iPadでアイトラッキング操作が可能に Appleが新しいアクセシビリティー機能を2024年後半にリリース(2/2 ページ)
2024年後半にリリースされるiPhone/iPadのアクセシビリティー機能には、複数の新機能が追加される。
乗り物酔いを軽減する点を画面に表示「Vehicle Motion Cues」
画面の端に乗り物の動きに合わせてアニメーションするドットを表示することで、iPhoneやiPadのディスプレイを注視して引き起こされる乗り物酔いを軽減させる機能。コントロールセンターから機能をオンにできる他、乗り物に乗ったことを検知して自動でオンにもできる。
「CarPlay」は緊急車両のサイレンやクラクションなどの視覚的な表示に対応
CarPlayに音声コントロールやカラーフィルター、音声認識などのアクセシビリティー機能が追加される。音声コントロールではユーザーが声でCarPlayを制御できるようになる他、音声認識では近づいてきた緊急車両のサイレンやクラクションなどをアラートとしてディスプレイに通知する。
visionOSのアクセシビリティー機能も強化
visionOSを搭載するVision Proのアクセシビリティー機能が強化される。OSに統合されたライブキャプションを使うと、周囲の人との会話やアプリから発せられた声の字幕がリアルタイムで表示される。
さらに耳が不自由な人向けの外付けデバイスのサポート、目が不自由な人向けに、コンテンツの透明度を下げたり色を反転させたりする表示のカスタマイズオプションを提供する。
その他のアップデート
その他、以下の細かなアップデートが含まれている。
- VoiceOver、拡大鏡、ライブスピーチ、音声コントロールの機能強化
- 点字画面入力の日本語対応、複数行の点字をサポート
- 目の不自由な人向け、テキストフィールドに表示されるフォントや色のカスタマイズ
- パーソナルボイスの北京語対応
- 仮想トラックパッドの追加
- カメラで指の動きを認識する、新たな操作機能
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