2023年度の携帯電話出荷台数は過去最少、5Gスマホは間もなく100%に MM総研の調査から
MM総研は、5月14日に「2023年度通期(2023年4月〜2024年3月)国内携帯電話端末の出荷台数調査」の結果を発表。携帯電話出荷台数は2668.5万台となり2000年度以降で最少を記録し、スマートフォン出荷比率は過去最高の95.5%だった。
MM総研は、5月14日に「2023年度通期(2023年4月〜2024年3月)国内携帯電話端末の出荷台数調査」の結果を発表した。
総出荷台数は2668.5万台(前年度比16.4%減)で、スマートフォンが2547.2万台(14.7%減)、フィーチャーフォンは121.3万台(41.7%減)とそれぞれ減少。スマートフォン出荷比率は95.5%で過去最高、総出荷台数は2000年度以降の出荷統計で過去最少となった。一方、5G対応スマートフォンは2526.7万台でスマートフォン全体の99.2%に拡大している。
2023年度通期のメーカー別総出荷台数シェア1位はAppleで、13年連続で1位を獲得。同社の総出荷台数は1337.7万台(前年度比11.0%減)でシェア50.1%(3ポイント増)、スマートフォン出荷台数シェアでは52.5%(2.1ポイント増)となり、スマートフォン市場も総出荷台数シェアでも過半数を占めた。
総出荷台数シェア2位はGoogleで279.6万台(103.5%増)/シェア10.5%(6.2ポイント増)、3位はシャープで270.9万台(29.6%減)/シェア10.2%(1.9ポイント減)、4位はサムスン電子で195.7万台(19.6%減)/シェア7.3%(0.3ポイント減)、5位は京セラで152.1万台(0.4%増)/シェア5.7%(1.0ポイント増)、6位はソニーで139.3万台(43.4%減)/シェア5.2%(2.5ポイント減)となり、上位6メーカー合計は89.0%を占める。
スマートフォン出荷台数シェアは首位がApple、2位はGoogleで279.6万台(103.5%増)/シェア11.0%(6.4ポイント増)、3位はシャープで248.8万台(22.6%減)/シェア9.8%(1.0ポイント減)、4位はサムスン電子で195.7万台(19.6%減)/シェア7.7%(0.5ポイント減)、5位はソニーで139.3万台(43.4%減)/シェア5.5%(2.7ポイント減)、6位はXiaomiで68万台(7.6%減)/シェア2.7%(0.2ポイント増)となり、上位6メーカー合計は89.1%となった。
携帯キャリア別のスマートフォン出荷台数シェアは、NTTドコモが828.6万台(シェア32.5%)でシェア1位となり、ソフトバンクが735.6万台(28.9%)、KDDIが638.5万台(25.1%)、楽天モバイルが106万台(4.2%)と4社でシェア90.6%を占める。一方、MVNO、家電量販店、ECサイト、メーカー直販(ホームページなど)で販売されるSIMフリースマートフォンは238.5万台(前年度比0.5%増)でシェア9.4%(1.4ポイント増)と構成比は増加した。
同社は2024年度の総出荷台数は2725万台(前年度比2.1%増)、スマートフォン出荷台数は2602万台(2.2%増)で3年ぶりに増加へ転じると予測している。以降は2025年度:2811万台、2026度:2679万台、2027年度:2648万台、2028年度:2709万台で推移し、NTTドコモの3Gサービス終了(2026年3月末予定)後の2026年度は2700万台を割り込むとしている。
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