貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダーを実際に試してみた 画質やWi-Fiスマホ連携の使い勝手を検証(2/3 ページ)
車内で電源を取らなくていい。配線不要のドラレコ「MF-BDVR003C」の実力を試してみた。
肝心の画質は?
実際にMF-BDVR003Cで撮影した映像は次の通りだ。昼と夜で撮影してみた。
あくまでフルHD録画なので、最新のセンサーを搭載してWQHD以上の画質で録画できるフラグシップ機には叶わない。しかし、手軽な取り付けとは裏腹に、記録映像として良好な画質は確保されているという印象だ。
4〜5m先にあるナンバープレートが読み取れ、LED信号(テストは50Hz地域で実施)も点滅することなく録画できている。ただし、夜間においては看板など強い光源がある部分が白飛びする場面もみられた。全体の明るさを優先しているということで、他の車両の動きを記録するという実用上では問題ないだろう。マイクの性能は低めだ。
実際のバッテリー駆動時間、録画停止などの操作は?
本製品はバッテリー駆動で動作するのが特徴だ。実際に録画を続けてみたところ、公称値通り7時間程度の録画を継続できた。毎回の充電が必要とはなるが、配線不要というメリットに価値を感じるのであれば、しっかりと役立つだろう。
ちなみにUSB Type-Cケーブルを接続すれば、電源を供給しながら録画することもできる。
ただし、バッテリーはいつか劣化するもの。数年後にも約7時間の録画時間が維持できているかは怪しいので、使い方と相談することになる。
マウントから本体を取り外してしばらくすると録画は停止される。さらに本体には傾き動作検知機能(Gセンサー)を搭載しており、オンにしておくと車が停止して3分経過すると自動で録画が停止する。買い物などで車を降りた際に録画停止などを意識する必要はない。
録画データの取り扱いはどうか
映像を録画するmicroSDメモリーカードは128GBまでに対応している。付属の32GBでは約7時間分の映像全てを保存できないので、必要に応じて入れ替えたほうがよさそうだ。
録画形式はファイルが破損しにくい「.ts」でフレームレートは27.5fpsとなっている。1ファイルの録画時間は「1分/3分」から選択できる。
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