J:COM MOBILEが70万契約突破 9割以上が「データ盛」利用
J:COMが提供しているMVNOサービス「J:COM MOBILE」の累計回線数が、2023年度に70万を突破した。J:COM MOBILE加入者の90%以上が、「データ盛」を適用しているという。「家族のスマホ保険」は半年で2万契約を突破した。
J:COMが提供しているMVNOサービス「J:COM MOBILE」の累計回線数が、2023年度に70万を突破した。J:COM 2024年度経営方針説明会で明らかになった。
同社によると、J:COM MOBILE加入者の90%以上が、「データ盛」を適用しているという。データ盛は、J:COMのテレビ、固定回線、固定電話、電気などのサービスとセットで利用すると、プランに応じて5回線までデータ容量を増量するというもの。1GBが5GBに、5GBは10GBに、10GBは20GBに、20GBは30GBに増量される。データ増量に期間の制限はなく、最も低容量でも月額1078円(税込み)で5GBが利用可能になる。
岩木陽一社長は、「データ盛りはかなり好評。引き続き提供していきたい」と話す一方で、「モバイルはまだ70万。(契約数を)増やしていく余地があると考えている。世帯でネットを加入している人にモバイルに入っていただく施策を考える」と方針を説明した。
J:COM MOBILE向けの保険サービスとして、2023年12月に「家族のスマホ保険」の提供を開始した。スマートフォンやタブレットの修理費用や再取得費用を最大で10万円補償する。J:COM MOBILEで購入したスマートフォンだけでなく、他社のスマートフォンやタブレットも補償の対象となる。補償台数は2台から4台までで、月額料金は2台の場合は月額680円。サービス開始から半年で2万契約を突破したとのこと。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
月額1078円で5GBに J:COM MOBILEが値下げよりも“データ増量”に注力する理由
J:COM MOBILEは、2月1日に複数サービスのセット契約でデータ容量を大幅に増量する、「データ盛」を開始した。J:COM MOBILEといえば、訪問設定サービスまで含めた手厚いサポートを売りにしている。必ずしもヘビーユーザーが多いわけではない中で、なぜデータ盛を導入したのか。
J:COM MOBILEで「ギガ盛セット」 J:COMのサービスとセットでデータ増量、月額2178円で20GBに
J:COMが、2022年2月から「J:COM MOBILE」にて「ギガ盛セット」を提供する。J:COM MOBILEとJ:COMのサービスをセットで利用すると、J:COM MOBILEのデータ容量を増量する。料金はそのままで、1GBを5GBに、5GBを10GBに、10GBを20GBに、20GBを30GBに増量する。
月額2480円で20GB――「J:COM MOBILE」で新料金プラン 5GBと10GBも値下げ au認定中古iPhoneも投入
ジュピターテレコムが、MVNOサービス「J:COM MOBILE」向けの新料金プランを2月18日から提供する。1GBプランは月額980円で据え置きだが、5GBプランは月額2980円から1480円に、10GBプランは月額3980円から1980円に、20GBプランは月額4980円から2480円に値下げする。対応スマホとして、au認定の中古iPhoneや、Galaxy A21の販売も開始する。
「J:COM MOBILE」がサービス強化 1GBで月額980円、iPhone SEが実質0円〜 石川社長は「MNO並み」と自信
ジュピターテレコム(J:COM)が9月15日、MVNOサービス「J:COM MOBILE」のサービス強化を発表。月額料金は据え置きで、0.5GBのデータ容量を1GBに、3GBプランのデータ容量を5GBに増量する。セット端末の「iPhone SE(第2世代)」は、新規契約で10GBか20GBプランを選べば64GBモデルは実質0円となる。
約半額の値下げで完全分離プランに 石川社長が語る、J:COM MOBILE新プランの狙い
J:COM MOBILEの新料金プランは、5GBで1480円、10GBで1980円、20GBで2480円の4タイプ。新プラン導入の背景には、9割のユーザーが20GB以下のデータ通信を利用しているトレンドがある。採算が取れるギリギリでプランを設定したという。

