HONORの高級スマホ「Magic6 Ultimate」 重厚感あふれるレザー仕上げが美しい:山根康宏の海外モバイル探訪記
HONORが2024年3月に発表した高級モデルの1つが「Magic6 Ultimate」です。ヴィーガンレザー仕上げの背面は本革風で、高級品を思わせるデザインです。HONORはポルシェデザインモデルとコラボした「Magic6 RSR Porsche Design」もリリースしています。
HONORが2024年3月に発表した高級モデルの1つが「Magic6 Ultimate」です。ヴィーガンレザー仕上げの背面は本革風で、高級品を思わせるデザインです。
今回の紹介するMagic6 Ultimateだけではなく、HONORはポルシェデザインモデルとコラボした「Magic6 RSR Porsche Design」もリリースしています。Magic6 RSR Porsche Designは本連載の過去記事をご覧ください。
Magic6 UltimateとMagic6 RSR Porsche Designは、ベースモデルとなる「Magic6 Pro」と基本性能は同等です。プロセッサはSnapdragon 8 Gen 3、ディスプレイは6.8型(1280×2800ピクセル)、ピーク輝度は5000ニト。インカメラは5000万画素と深度測定用の3D ToFの2つ。バッテリーは5600mAhで80Wの有線、66Wの無線充電にも対応します。
カメラは広角5000万画素、超広角5000万画素、2.5倍望遠が1億8000万画素です。広角カメラは2段階ですが絞り可変式。望遠カメラの画質を高めているのがちょっと変わった設計です。カメラバンプは従来の八角形から対角線の一方の角を丸めた動きの感じられる四角いデザインへ。重厚さあふれる背面にスピード感を与えています。
カラバリとして紫モデルもありますが、こちらもヴィーガンレザー仕上げで上品さを感じられます。黒モデルとは異なるイメージに仕上がっているのではないでしょうか。
なお、こちらがベースとなるMagic6 Proです。背面の雰囲気は全く異なりますね。なおMagic6 Proについては過去に紹介しています。
インカメラはAIアイトラッキング対応で、視線を常に追従します。アプリケーションの選択ボックスに視線を向けると、指先を使わずともタップ操作が可能です。過去には視線を使った画面スクロールに対応するモデルもありましたが、Magic6 Ultimateでは画面内のボタンの位置まで認識して視線操作を可能にしてくれます。なお、この機能はMagic6 Proシリーズ共通です。
アウトカメラの絞りはF1.4とF2.0の2段階のみとはいえ、例えば食事撮影時に周囲がボケることもなくおいしい絵の写真を撮ることもできます。HuaweiやXiaomiはより広い範囲での可変絞りを搭載しており、HONORも次のモデルでは絞り機能を強化するのではないでしょうか。
同じメモリ構成で価格を比較すると、16GB+512GBモデルでMagic6 Proは6199元(約13万円)、Magic6 Ultiateは6999元(約14万7000円)。16GB+1TBモデルではMagic6 Proは6699元(約14万円)、Magic6 Ultiateは7699元(約16万1000円)。両者の差はそれほど大きくはなく、Magic6 Proを買うならUltimateにしよう、と考える消費者も多いかもしれません。ポルシェデザインモデルと合わせ、HONORの高級機がどれだけ売れるのか気になるところです。
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