モトローラが「moto g64 5G」を6月28日発売 おサイフケータイ付きで3万4800円 Y!mobile向けモデルも7月上旬以降に登場
モトローラのミドルレンジモデル「moto gシリーズ」に最新モデルが登場する。日本向けにおサイフケータイを搭載した上で、直販価格で3万4800円を実現している。MVNOではIIJmioが独占的に扱う他、MNOではソフトバンクが「Y!mobile」ブランド向けにスペックを一部変更したモデルを販売する。【訂正】
モトローラ・モビリティ・ジャパンは6月28日、5G対応Androidスマートフォン「moto g64 5G」を発売する。主要な家電量販店やECサイト、インターネットイニシアティブ(IIJ)など国内MVNOを通して販売される予定で、同社の直販サイトでの販売価格は3万4800円となる。
また、ソフトバンクは7月上旬以降、本モデルをベースとするオリジナルモデル「moto g64y 5G」をY!mobileブランドから発売する。オリジナルカラーとして「バニラクリーム」(人工皮革仕上げ)を用意していることと、ハードウェアスペックが一部異なることを除き、moto g64 5Gと同一仕様となる。
【訂正:13時】moto g64y 5Gについて、発売日の記載を変更いたしました(具体的な日程は改めて発表されます)
moto g64 5G/moto g64y 5Gの概要
moto g64 5G/moto g64y 5Gは、海外の一部地域でリリース済みの「moto g64 5G」の日本向けモデルで、「moto g53j 5G」「moto g53y 5G」の後継となる。日本向けのカスタマイズとして「おサイフケータイ(モバイルFeliCa)」に対応していること以外は、海外モデルとの差異はない。
プロセッサ(SoC)はMediaTekの「Dimensity 7025」を搭載している。メモリはmoto g64 5Gが8GB、moto g64y 5Gは4GBとなる。ストレージは両モデル共に128GBで、最大128GBのmicroSDXCメモリーカードを搭載することも可能だ。
ディスプレイは6.5型液晶で、解像度は1080×2400ピクセル、リフレッシュレートは最大120Hzとなる。先代と比べるとと解像度とリフレッシュレート共に向上している。画面ガラスはCoriningの「Gorilla Glass」を採用している。
内蔵スピーカーはステレオ(2基)構成で、Dolby Atmos規格の空間オーディオにも対応している。
アウトカメラは約5000万画素(メイン、F1.8)と約200万画素(広角/接写、F2.4)のデュアル構成で、メインカメラのセンサーはクアッドピクセル技術(※1)に対応し、光学式手ブレ補正(OIS)にも対応する。インカメラは約1600万画素(F2.4)のシングル構成だ。
(※1)4つの画素をまとめて1つの画素として扱うことで、画素の集光面積を広げる技術。暗い場所における撮影品質が向上する
外部接続端子(充電兼用)はUSB 2.0 Type-Cで、USB PD(Power Delivery)による急速充電(最大30W)に対応している。バッテリー容量は5000mAh(定格)だ。3.5mmイヤフォン/マイク端子も備える。
モバイル通信は5G NR(Sub-6)、LTE、W-CDMAに対応しており、以下の周波数帯(バンド)のエリアで利用可能だ。SIMカードはnanoSIMとeSIMのデュアル構成に対応する。
- 5G NR:n1/n3/n28/n41/n77/n78
- LTE:Band 1〜4/8/11/12/17〜19/26/28/38/41/42
- W-CDMA:Band 1/2/4/5/8
その他、Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)とBluetooth 5.3にも対応している。生体認証は指紋(電源ボタン一体型)と顔(インカメラ利用)で利用可能だ。
ボディーはIP52等級の防塵(じん)/防水性能を有する。防水については等級が低く「水滴に耐える性能」となるので、注意が必要だ。サイズは約73.82(幅)×161.56(高さ)×7.99(厚さ)mmで、重量は約177gとなる。
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