OPPO Reno11 Aの海外版「Reno11 F 5G」にもAI消しゴム機能を搭載 ミッドレンジにもAIが当たり前に?
AI機能を使うには高性能なプロセッサが必要ですが、今やミドルハイレンジモデルでも画像加工などを自在に行えるAI機能の搭載が進んでいます。OPPOが海外で販売中の「Reno11 F 5G」も、撮影した画像の後処理に優れたスマートフォンです。なお、Reno11 F 5Gは日本で発売された「OPPO Reno11 A」のベースになっているモデルです。
Googleの「Pixel 8」シリーズやサムスンの「Galaxy S24」シリーズなど、最近のスマートフォンはAI機能を強化したモデルが増えています。AI機能を使うには高性能なチップセットが必要ですが、今やミドルハイレンジモデルでも画像加工などを自在に行えるAI機能の搭載が進んでいます。
OPPOが海外で販売中の「Reno11 F 5G」も、撮影した画像の後処理に優れたスマートフォンです。なお、Reno11 F 5Gは日本で発売された「OPPO Reno11 A」のベースになっているモデルです。
OPPOは「Reno Glow」(日本ではOPPO Glow)と呼ぶ背面処理を施したスマートフォンを展開するなど、本体の仕上げにも独自技術を次々と開発しています。Reno11 F 5Gの背面は3Dの流れるような模様としたダイナミックなナチュラルテクスチャ仕上げ。独特なデザインが大きな特徴です。
カメラ部分は大きく目立つものの、側面から見るとバンプの出っ張りはほとんどありません。プロセッサはMediaTekのDimensity 7050、ディスプレイは6.7型、バッテリーは5000mAhで67W充電対応と、よくあるミドルハイレンジクラスのモデルです。
カメラは6400万画素の広角、800万画素の超広角、200万画素のマクロを搭載します。望遠は搭載しないものの、OPPOはこのReno11 F 5Gをポートレート撮影を得意とするスマートフォンとしても売り出しています。カメラのUI(ユーザーインタフェース)はOPPO共通のクイック設定パネルを簡単に呼び出せるものになっています。
ポートレートに強いのは「AIポートレートレタッチ」機能をカメラに搭載しているからです。従来の美顔加工よりもナチュラルな美しい仕上げを提供するといいます。AI機能は画像編集にも生かされており、いわゆる消しゴムマジック機能の「AI消しゴム」も搭載します。この機能は日本向けOPPO Reno11 Aにも搭載されます。
Reno11 F 5Gの発売は2024年2月で、実は発売当時は画像加工機能はあまりフィーチャーされていませんでした。しかしその後出てくるスマートフォンがAI機能を重要視したことからか、最近では販売店店頭でもAI消しゴムが大きくアピールされています。実際に使ってみました。このようにスマートフォンを撮影した際に、指も写ってしまっています。
画像の編集からAI機能を選べば、不要な場所を自動で選択もできます。このあたりは他社のハイスペックなAI機能搭載スマートフォンと使い勝手はほぼ同等です。
そして消去を押せばきれいに消えます。AI処理にかかる時間はそれほど長くもなく、いくつか写真を撮影しては不要なオブジェクトを消す、という操作を何度も繰り返してしまいました。AI消しゴムが気軽に使えると、撮影した写真の気に入らない部分を修正する癖がついてしまいそうです。1年もすればこれらのAI機能も多くのスマートフォンに搭載され、誰もが当たり前に使うようになっているのでしょうね。
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