「POCO F6 Po」の姉妹モデル「POCO F6」もコスパ抜群 Snapdragon 8s Gen 3搭載で約6万円:山根康宏の海外モバイル探訪記
日本でも発売されたXiaomiの「POCO F6 Pro」は、Snapdragon 8 Gen 2を搭載しながら7万円を切るモデルとして、価格性能比の高さが話題となっています。海外ではその下のモデルとして「POCO F6」も販売されています。Xiaomiはミドルレンジからミドルハイレンジクラスのラインアップを強固なものにしています。
オンライン販売に特化したモデルとして日本でも発売されたXiaomiの「POCO F6 Pro」は、Snapdragon 8 Gen 2を搭載しながら7万円を切るモデルとして、価格性能比の高さが話題となっています。海外ではその下のモデルとして「POCO F6」も発売され、これら2つのモデルでXiaomiはミドルレンジからミドルハイレンジクラスのラインアップを強固なものにしています。
POCO F6はプロセッサにSnapdragon 8s Gen 3を搭載しています。カメラもデュアル仕様であり、POCO F6 Proよりスペックダウンした分、重量も176gとかなり軽量化されています。本体内部には大型の冷却板も備えており、ハードなゲームもある程度こなせそうです。
カメラは5000万画素と800万画素で、POCO F6 Proから200万画素マクロを除いた2つを搭載。この2つのカメラの画素数は両者同じですが、センサーは異なっておりPOCO F6の方が性能は落ちます。一方でインカメラは2000万画素を搭載しており、POCO F6 Proの1600万画素より高画素です。
OSはHyperOSを採用。Xiaomi製のタブレットとの連携にも優れています。2024年のXiaomiのモデルは低価格機でもHyperOSに移行されており、Xiaomi製品を複数持つユーザーにはより使い勝手が高まりました。なお、POCO F6の価格は379ドル(約6万円)です。
カメラの動作は悪くはなく、日常的なスナップ写真撮影程度なら十分カバーできます。POCOのFシリーズはPOCOのラインアップの中でも上位に位置する製品であり、ゲーム用途も考えていることから、カメラについてはあまり性能を求めないユーザー向けでもあるのでしょう。
意外と使える機能がインカメラを使ったAIモーション機能で、手のひらをかざして上下左右に動かしたり、握ったりその操作でスクロールや電話に出るといった操作ができます。料理中に手が離せないときのみならず、机の上に立てかけて動画を見ている最中に電話がかかってきても、本体に触れることなく操作できるのです。
日本ではまだラインアップを多く増やせないこともあってか、POCO F6は発売されませんが、Redmi Noteシリーズの上位モデルを補佐する製品として、POCO Fシリーズは海外で着々とラインアップを広げています。
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