「Vision Pro」をApple Storeで体験する方法 料金、予約方法、所要時間、現地での作法は?(3/3 ページ)
IT業界の人、もしくはガジェット好きな人であれば絶対に気になるであろう「Apple Vision Pro」が日本でも発売した。ただ約60万円という価格から、購入できる人は限られるだろう。買わなくても、知り合いにユーザーがいなくてもVision Proを試す方法を紹介する。
幾度ものリマインドを経て、いざApple Storeへ
Walletアプリに登録しておくと、リマインドが幾度となく通知される。そうでなくとも、Apple IDを登録したメールアドレスや電話番号へのSMSもリマインドで届く。
というわけで、Apple Storeに到着。ガラス壁にVision Proのシルエットを模したイラストと「Vision Pro」のロゴが貼り付けられている。これは期待が高まる。
正面入口を入ると担当スタッフが出迎えてくれるので、Apple Walletを開いて3次元バーコードを提示する。紛失してしまったり、すぐに出せなかったりする場合には身分証明書を提示する必要があり少々面倒くさい。なので、iPhoneユーザーであれば、予約完了と同時にApple Walletに登録しておくことをお勧めする。
案内された席に座り、Vision Proの使い方についてレクチャーを受け、Vision Proを顔にフィットさせるためにiPhoneのフロントカメラ使って顔周りの測定をする。iPhoneユーザーでなくても心配はいらない。スタッフの用意したiPhoneで測定できるからだ。測定結果のQRコードをスタッフに提示してからほどなくして、“自分専用”にカスタマイズされたVision Proが運ばれてきた。
あとは装着して体験をするだけだ。途中、光が下から漏れているとのことで、Vision Proの位置を微調整した。
体験は「すばらしい」の一言に尽きるのだが、これはぜひ予約してデモ体験してほしい。ちなみに、デモ体験は何度でも可能とのこと。「3回目には買ってくださいと強く勧められたりしませんか?」とスタッフにたずねたところ、「ありませんよ〜」と笑顔で答えてくれた。
価格が価格だけに体験するだけでもハードルが高そうに見えるVision Pro。しかしApple Storeオンラインから気軽に予約できるし、親切ていねいにレクチャーしてもらえるため、体験後には身近に感じられるようになった。購入へのハードルは依然として高いままだが、Appleのいうところの「空間コンピューティング」とは何かを自分の目で確認できるのは良い経験になるのではないかと感じた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「Apple Vision Pro」 を手にしたら、周囲の人に体験機会を提供しよう!
企業や組織のIT部門を支援してきた石黒直樹氏が、実際に使っていて仕事に役立つと思ったものや、これから登場する新製品、新サービスをいち早く試してレビューする連載。
約60万円の「Apple Vision Pro」が日本でも発売! 買うかどうか迷っている人に知っておいてほしいこと
ついに「Apple Vision Pro」が日本で発売された。米国で発売日に買った筆者だからこそ、日本で買おうかどうか迷っている人に伝えたいことがある。
ジェスチャーで手裏剣を打て! GraffityがApple Vision Pro向け空間シューティングゲーム「Shuriken Survivor」をリリース 買い切りで500円
Graffityが、Apple Vision Pro向け空間シューティングゲーム「Shuriken Survivor」をリリース。忍者のように自分で手裏剣を投げ、城を守る直感的なゲーム体験を提供する。価格は500円だ。【更新】
WWDC24で見えたAppleのもくろむ未来 “5+1”の視点で読み解く
WWDC24で発表された数々の新機能やAppleの取り組みについて、林信行氏が解説する。
「Apple Vision Pro」でSteamVRが使える「ALVR」がApp Storeで一般公開 誰でも試せるように
Apple Vision ProでSteamVRが使えるようになる「ALVR」が誰でもインストール可能になった。




