まるでガラケーな「Orbic JOURNEY Pro 4G」が日本上陸 MVNOや家電量販店が7月26日から順次販売
米Orbic(オルビック)の日本法人、Japan Orbicは7月19日、4G対応の携帯電話「Orbic JOURNEY Pro 4G」を発表した。本製品はKaiOSに対応し、物理キーで操作できる。市場想定価格は1万9800円(税込み)で、国内量販店、MVNO、オンラインストア各社が7月26日から順次販売する。
米Orbic(オルビック)の日本法人、Japan Orbicは7月19日、4G対応の携帯電話「Orbic JOURNEY Pro 4G」を発表した。本製品はKaiOSに対応し、物理キーで操作できる。市場想定価格は1万9800円(税込み)で、国内量販店、MVNO、オンラインストア各社が7月26日から順次販売する。
Orbicは携帯電話やタブレットを手掛ける米国のメーカー。米通信大手のVerizon(ベライゾン・コミュニケーションズ)などに端末を納入しているOrbicはSamsung Electronics、Apple、Motorolaに次いで4番目にVerizonでのラインアップが多い。
2023年6月1日には日本市場への参入を発表し、2万円台からのスマートフォン「Fun+ 4G」や、タブレット「TAB8 4G」「TAB10R 4G」、ワイヤレスイヤフォン「Orbic Ear Buds」を投入した。
そんなOrbicの次なる一手が折りたためるケータイだ。見た目はフィーチャーフォン(日本ではガラケーと揶揄(やゆ)される携帯電話)だが、OSにLinuxベースのKaiOSを採用し、「Google マップ」「Gmail」などのアプリを利用できる。ただし、日本市場で需要のあるモバイルFeliCaには対応しない。
プロセッサは米QualcommのSnapdragon QM215で、1GBのメモリ、8GBのストレージを搭載する。外部メモリは128GBのmicroSDに対応する。ディスプレイはメインが3.2型(240×320ピクセル)、サブが1.77型(128×160ピクセル)で、どちらも液晶となっている。アウトカメラは有効500万画素(F2.2)だ。
バッテリーの容量は1850mAhで、取り外せる。付属の充電器は5Wに対応し、USB Type-Cケーブルで充電できる。Qi規格準拠のワイヤレス充電や急速充電には対応しない。SIMスロットにはnanoSIMを搭載できる。無線LAN通信規格(Wi-Fi)は802.11 b/g/n 2.4GHzをサポートし、テザリングに対応する。
ボディーサイズは約60.9(幅)×115.3(高さ)×19.8(厚さ)mmで、重量は約148gだ。カラーはジェットブラックのみだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
新興スマホメーカー、米Orbicが日本でスマホ製造へ 2024年は“イエデンワ”風電話機から“ガラスマ”、5G対応電動自転車まで盛りだくさん
「MWC Barcelona 2024」で日本法人Japan Orbicのダニー・アダモポウロス社長が登壇し、Orbicのこれまでの実績と今後の展開を説明した。参入から2年目を迎える2024年は、大きなチャレンジを計画しているようだ。
Orbic、Androidスマホ「Fun+ 4G」を2万4800円で9月13日に発売
米Orbic(オルビック、Orbic US, LLC)の日本法人、Japan OrbicがAndroidスマートフォン「Orbic Fun+ 4G」を9月13日に発売する。家電量販店やMVNOが同日から順次取り扱う。市場想定価格は2万4800円(税込み)だ。
スマホメーカーの撤退が相次ぐ中、Orbic(オルビック)が日本市場に参入する理由 “キャリア品質”にも対応できる
米国でシェアを伸ばしているOrbicが日本市場に参入する。日本法人の設立にあたり、代表に就任したのが、元モトローラ・モビリティ・ジャパンで社長を務めたダニー・アダモポウロス氏。参入当初はオープンマーケット中心の展開になるが、ゆくゆくは、大手キャリアへの納入も目指しているという。
頑丈なLTE対応タブレット「Orbic TAB10R 4G」の発売日は11月29日 3万9800円
Orbic(オルビック)のLTE対応10.1型タブレット「Orbic TAB10R 4G」の発売日が11月29日に決まった。一部のECサイトでは販売予約の受け付けも始まっている。
米Orbicが日本上陸、2万円台からのスマホやタブレットを展開 参入のきっかけは“コロナ禍”
Orbicが日本市場への上陸を果たした。日本法人のJapan Orbicがスマートフォン「Fun+ 4G」の他、タブレット「TAB8 4G」「TAB10R 4G」、ワイヤレスイヤフォン「Orbic Ear Buds」、アクセサリーを展開する。なぜOrbicが日本市場への上陸を果たしたのか、Japan Orbic社長で米Orbicエグゼクティブ・バイスプレジデントセールス&オペレーションズを担当するダニー・アダモポウロス氏がその理由について日本市場を取り巻く環境を交えて語った。


