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Cerevoがスマホ連動のフィギュア撮影台を発表 「サイコパス」「ペルソナ3リロード」とコラボしたスマートトイも(3/3 ページ)

Cerevoが、スマートフォンアプリで制御できるフィギュア撮影台を2025年春頃に発売する。同社の「スマートトイ事業」の新製品という位置付けで、同事業にまつわる新製品も複数発売されるという。

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Cerevoはどんな会社?

 先に紹介したスマートトイを開発しているCerevoは、2008年に岩佐琢磨氏が創業したスタートアップ企業だ。社名は「Consumer Electronics REVOlution」に由来し、「コネクテッドハードウェア(つながるハードウェア)」をキーワードに製品開発を行っている。

 2018年4月、Cerevoが当時の子会社だったShiftall(シフトール)をパナソニック(現在のパナソニック ホールディングス)に売却する際(※1)、岩佐氏はCerevoを離れた。2021年5月、Cerevoは当時の経営陣のMBO(マネジメントバイアウト)により完全に独立。2022年11月、ヒビノの子会社となり、同現在に至っている。

(※1)パナソニック ホールディングスは、2024年2月にShiftallの全株式をクリーク・アンド・リバーに譲渡している(参考リンク

 創業以来、Cerevoは多くの製品を世に送り出してきた実績を持つ。主力事業は「ライブ配信機器」と、今回の発表の主役である「スマートトイ」の2つだ。

 ライブ配信機器は、累計40を超える製品を85カ国以上で販売してきた。TV局やTV番組の制作会社でも使用されているという。最新のライブ配信機器「LiveShell W」は、2つのカメラ入力に対応し、遠隔で配信ができる機能も追加された。

LiveShell W
現在のCerevoの主力製品の1つである「LiveShell W」。カメラをつなぐだけで高品質なライブ配信を行えるデバイスで、地方テレビ局の高校野球の中継などでも活用されているという
FlexTally Pro
PoE給電に対応するタリーライト「FlexTally Pro」のような映像事業者向けの製品も展開している

 Cerevoの大沼慶祐社長によると、スマートトイに関しては数年先を見越したプロジェクトが複数進行中だという。

 「IP(版権)元と、どのタイミングで公表するかも含めて検討しているものが複数ある」とのことで、アニメやゲームの世界観を再現した商品を継続して提供していくようだ。

ミニ四駆のIoT化キット
スマートトイ事業では「ミニ四駆」をスマートフォンで制御できるようにする「IoT化キット」も販売する
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