ニッチだけどニーズが根強すぎる「タフネススマホ」:Mobile Weekly Top10
京セラがauから発売しているタフネススマートフォン/ケータイ「TORQUE(トルク)」がブランド立ち上げから10周年を迎えました。タフネス端末は絶対的な販売台数はそれほど多くないものの、個人/法人どちらにも根強いニーズと、熱心なユーザーがいます。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2024年7月25日〜2024年7月31日
- 「TORQUE」に新色登場? 投票1位のカラーで追加企画、発売10周年の記念サイト公開
- 契約しようとしているのは本当に“本人”? 携帯電話ショップ店員から見た「本人確認」と「マイナンバーカード」
- 貼らない保護フィルムケース「スマハラ」、iPhone 15シリーズ向けに発売 丸洗いもOK
- 「ハンディファン」「ネッククーラー」の選び方とやってはいけないこと 炎天下での利用は要注意
- 約2万円の折りたたみケータイ「Orbic JOURNEY Pro 4G」を試す シンプルで使いやすいがローカライズに課題も
- IIJmio“長期優遇施策”の狙い 「新規ばかり優遇」からの脱却、旧プランからの移行は課題か
- KDDIは通信障害をどのように検知してインフラを守っているのか ネットワークセンターに潜入
- IIJ×OPPO、Xiaomi、モトローラが語るスマホ戦術 おサイフケータイは「永遠の悩み」、IIJmioは「モバイル業界の宝石箱」
- ガラケー風デザインからネットにつながらないモデルまで スマホ依存の脱却に有効な“退屈な携帯”まとめ
- スマホの充電でやってはいけないこと 夏に気を付けたいNG行為は?
ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2024年7月25日から2024年7月31日までの7日間について集計し、まとめました。
今回のアクセス数の1位は、京セラがau(KDDI/沖縄セルラー電話)を通して販売しているタフネススマートフォン/ケータイ「TORQUE(トルク)」の10周年記念サイトに関する記事でした。
TORQUEブランドは、一部の海外向けとSIMフリーモデルを除いてau向けにしか使っていないため、「KDDIが商標を持っているのでは?」と思われがちですが、実は京セラが保有しています(参考リンクその1/その2)。なので、京セラは使おうと思えば他キャリア(NTTドコモやソフトバンク)向けのタフネス端末でもTORQUEブランドを使えるはずなのですが、現在はau向け製品にのみ使っています(SIMフリーや他キャリア向けには、海外向けタフネス端末で使ってきた「DuraForce(デュラフォース)」ブランドを使っています)。
そんなTORQUEブランドですが、気付けばもう10周年。auのタフネス端末といえばカシオ計算機製の「G'zOne(ジーズワン)」だったところ、カシオが2013年末をもって携帯電話端末の新規開発から撤退(※1)したことから、京セラがタフネス端末を手掛けることになり、北米で使っていたTORQUEブランドが付けられました。
(※14)端末の開発/製造はNEC(日本電気)との合弁会社「NECカシオ モバイルコミュニケーションズ」が担っていたものの、カシオの端末事業撤退に伴い合弁が解消され、「NECモバイルコミュニケーションズ」に社名変更されました。NECも2014年はNECモバイルコミュニケーションズを吸収合併したものの、同年をもって携帯電話端末の新規開発を終了することになりました(2021年にはサポート業務も終息しています)
タフネス端末は、絶対的な出荷数こそ多くありません。しかし、個人と法人どちらでも“根強い”ニーズがあり、カシオの撤退後は「代替できる端末がない」と、G'zOneをずっと使い続けている人もいたといいます。その任を引き継いだ京セラのTORQUEは、すっかりauのタフネス端末として定着しています。今回、10周年記念サイトが誕生し、“新色”に関するアンケートを取ったということは、今後もTORQUEは継続して投入されるということなのでしょう。
TORQUEは、今後も日本におけるタフネス端末の“代名詞”として愛されそうです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「TORQUE」に新色登場? 投票1位のカラーで追加企画、発売10周年の記念サイト公開
京セラは、7月29日に高い耐久性と独自デザインのスマートフォン「TORQUE」シリーズ国内発売10周年を記念した特設サイトを公開。「10周年記念カラー投票」も実施し、追加企画も行う予定だ。
契約しようとしているのは本当に“本人”? 携帯電話ショップ店員から見た「本人確認」と「マイナンバーカード」
携帯電話の不正契約を防止すべく、政府は契約時の本人確認において、マイナンバーカードなど本人確認書類に搭載されたICチップの読み取りを必須化する方向で調整している。本件について、契約の実務を担当する携帯電話ショップの店員はどう思っているのだろうか。話を聞いた。
貼らない保護フィルムケース「スマハラ」、iPhone 15シリーズ向けに発売 丸洗いもOK
フラットビットスタジオは、端末へ貼らず装着できるクリアな保護フィルムケース「スマハラ」を発売。厚さ約0.2mmで折り紙のように取り付けられ、丸洗いすることもできる。対応機種はiPhone 15シリーズ。
「ハンディファン」「ネッククーラー」の選び方とやってはいけないこと 炎天下での利用は要注意
ハンディファンやネッククーラーの選び方や、おすすめの製品をピックアップします。外出時に両手を空けておきたいという人なら、首にかけるタイプのファンディファンやネッククーラーがおすすめ。ただし真夏の炎天下での利用には注意が必要です。
約2万円の折りたたみケータイ「Orbic JOURNEY Pro 4G」を試す シンプルで使いやすいがローカライズに課題も
Orbic(オルビック)が、フィーチャーフォンの「Orbic JOURNEY Pro 4G」を発売した。主に通話やSMSなどのメッセージサービスを利用する人に向けた端末。日本で初となる「KaiOS」を搭載しており、GmailやGoogle マップなどのアプリも用意している。
