iPhoneでライカっぽい写真を撮れる! Leicaの純正カメラアプリ「Leica LUX」を試す:荻窪圭のiPhoneカメラ講座(5/5 ページ)
ドイツの光学メーカーLeica(ライカ)が、突然iPhone用のカメラ撮影アプリ「Leica LUX」をリリースした。全機能を使うと月額1000円(または年額1万円)と、サブスクリプション式カメラアプリとしては高価な設定なのだが、その実力はいかほどか、試してみよう。
「Leica」透かしの入れ方
撮影した写真は、Leica LUXアプリ内のビュワーで見られる。ビュアーでは、LUXアプリで撮った写真だけをサムネイルで並べてくれる。
先の作例にもあるLeicaの“透かし”は、このビュワーで入れるられる。
まず、写真をタップして大きく表示してから上にスライドすると、撮影時の設定が出てくる。次に左下のアイコンをタップすると透かしが入るので、それを保存すれば挿入が完了する。
ある作例をビュワーで見ると、レンズは「Noctilux-M 50 f/1.2 ASPH.」でルックは「BW High Contrast」というのが分かる(左)。この画面で左下の四角いアイコンをタップすると、透かしのプレビュー(右)が出てくるので、「Save」をタップして保存しよう。今回の作例は、全てこの方法で透かしを入れている
ただし、注意点が1つ。撮った写真はiOSの「フォトライブラリ」に保存されるわけだが、それをほんのちょっとでも「写真」アプリで編集しちゃうと、透かしを入れられなくなる。他のアプリでいじっちゃうと、もう「Leica LUXで撮った写真とは認められない!」ってわけだな。
このビューワーには、改善の余地がある。サムネイルが正方形でしか表示されないのは後から写真をセレクトするとき不便だし、日付別に並べるとか、使ったレンズ別にセレクトできるなど、今後撮影枚数が増えることを考えるともうちょっと機能が欲しいかな、とは思う。
以上。
個人的には、Blueとか、Classicとか、EternalあたりのルックはLEICA LUXならではの画作りで、日常的に使いたくなる。
問題はProのサブスクリプション価格だ。繰り返しだけど、カメラアプリとしてはちょっと高い。この値付けが妥当かどうかは、今後どのくらいの頻度でアップデートしてレベルアップしてくれるかかにかかってくるかな、とは思う。
でもとりあえず、写真好きなら、2週間の無料トライアルはやってみるべきかと思う。久々に常用したくなるカメラアプリの登場って感じだ。
わたしがどうするかは、まもなく訪れるトライアル期間が切れる頃にまた考えたいけど、このまま使い続けたい気分にはなっている。
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