3万円超えのペルチェ素子採用ネッククーラー「COOLIFY Cyber」はどこまで冷えるのか?:冷やしガジェット(2/3 ページ)
毎年暑いと言っているが今年は特に暑い。夏を乗り切るのに今やネッククーラーやネックファンは必須アイテムとなっているが、その決定打ともいえるTORRAS「COOLIFY Cyber」を借りることができた。本当に決定打になり得るのか、試してみた。
この重さの一因は、搭載バッテリーの容量にある。ネッククーラーとしては容量の大きい6000mAhもある。ちなみに、サンコーの「ネッククーラーPro R4」のバッテリー容量は肉薄する5800mAhだ。
公式サイトには、「1段階のファンで最大15.5時間」の連続利用時間と掲載されているが、夏の暑い日にファンだけ、しかも最低レベルの状態で利用することはないので、それほど長く使えるわけではない。実際の利用時間は、後述のレビューを参考にしてもらいたい。
COOLIFY Cyberは他のネッククーラー同様、冷たさのレベルを設定できる。電源ボタンの短押しで電源がオンになり、以後、短押しするたびに出力が30→60→100と切り替わり、100の次は電源がオフになる。なお、すぐに電源を切りたい場合は電源ボタンを長押しする。
「1段階のファンで」とあるように、冷却プレートを使わない送風のみのモードに設定することもできる。これはモード切替ボタンを押すことで行える。
スマホと連動できるのが便利
実はCOOLIFY Cyberはスマートフォンと連動させることができる。専用アプリ「TORRASアプリ」をスマホにインストールし、Bluetoothをオンにして接続すれば、スマホ側でCOOLIFY Cyberを操作できるようになる。
TORRASアプリを使うと、出力レベルやモードを手元で操作できるようになるだけでなく、「AUTO」機能も使えるようになる。TORRASではCOOLIFY Cyberを「スマートAIネッククーラー」と呼んでいる。Amazonの商品名にも「スマートAI搭載」と記載している。
これは、COOLIFY Cyber内のセンサーが周囲の温度や肌温度を検出し、自動的に“ちょうど良い”温度を保つような運転をする機能なのだ。「暑くなってきたから出力を上げよう」「バスの車内の冷房が効いているから電源をオフにしよう」などといちいち操作しなくて済むというわけだ。
その他に、お気に入りの設定をすぐに呼び出すこと、操作音のオン/オフ、タイマー設定なども行える。操作音の項目は「音提示」となっており、多少日本語が怪しいのだが、レベルを切り替えるたびに「ピッ」「ピッ」と音が出てしまって気になるという人は「音提示」が「操作音」だということを記憶したうえで、TORRASアプリから切り替えてほしい。
TORRASアプリでは、お気に入りの設定へと即座に切り替えることや、操作音のオン/オフ、30分刻みで最大4時間のタイマー設定などを行える。COOLIFY Cyberを外さなくてもバッテリー残量が把握できるのは便利だ
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