「Pixel 9」シリーズに、「Imagen 3」ベースのAI画像生成アプリ「Pixel Studio」

Googleは、「Pixel 9」シリーズに生成AI搭載の描画アプリ「Pixel Studio」を搭載すると発表した。「Tensor G4」と「Imagen 3」により、テキストから画像を生成する。

[佐藤由紀子，ITmedia]

　米Googleは8月13日（現地時間）、「Pixel 9」シリーズに搭載する「Imagen 3」採用のAI描画アプリ「Pixel Studio」を発表した。日本では「Gemini Live」同様に、システムの言語を英語に設定すれば利用できる見込みだ。

　GoogleはPixel Studioを「Tensor G4」で実行される端末上の拡散モデルと、クラウド上のImagen 3のテキストから画像への変換モデルを搭載した、初めての画像ジェネレーターと説明する。

　最初に起動すると、端末にモデルをダウンロードするかどうか尋ねられるが、ダウンロードしなくても画像生成は可能という。

　プロンプトにテキストで生成したい画像の説明を入力し、スタイル（アニメ風、サイバーパンク風、現実的、など）を指定すると画像を生成する。画像にはキャプションやステッカーを追加して保存し、メッセージで共有することも可能だ。

　Made by Googleイベントのデモでは、パーティーへの招待状をゼロから生成してみせた。

　Googleが同日公開したImagen 3の論文（PDF）によると、このモデルのトレーニングに使ったデータセットは、暴力的だったり、低品質なコンテンツ、既にAIで生成された画像を除去するために、複数段階のフィルタリングプロセスを通したという。