「ネット接続に必要なAPN設定、事業者ごとに異なり面倒……」 その悩み、HISモバイルが解決
APNはMVNO(サービス)ごとに異なり、手動入力やプリセットから選ぶ手間がかかる。その手間をMVNOのHISモバイルが省く。運営元の H.I.S.Mobileはサービスページで「Android端末におけるAPN設定について、スムーズに設定ができるようにシステム改修を実施した」と案内している。
MVNOのSIMカードを挿したスマートフォンで、インターネットに接続する前の設定手順の1つに、「APNの設定」がある。Access Point Nameの略で、携帯電話網と、インターネットやその他のデータ通信ネットワークを接続するための中継としての役割を持つ。
MVNOが提供するSIMカードを使う場合は、MNO(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル)のSIMカードをキャリアブランドのスマートフォンで使う場合と違って、原則として利用者がAPNを設定しなければならない。加えて、MVNO(サービス)ごとにAPNが異なり、手動入力やプリセットから選ぶ手間がかかる。
その手間をMVNOのHISモバイルが省く。運営元のH.I.S.Mobileはサービスページで「Android端末におけるAPN設定について、スムーズに設定ができるようにシステム改修を実施した」と案内している。
Android端末で、HISモバイルのAPNに加えて「日本通信SIM APN」または「b-mobile APN」を選択(か入力)しても、HISモバイルのサービスを利用して、インターネットに接続できるようになる。
H.I.S.Mobileによると、Google Pixelシリーズやmotorola edgeシリーズなどの一部Android端末で、OSのアップデート時や端末再起動時にAPN設定がリセットされ、モバイルデータ通信が利用できなくなる問題があったが、今後はそうした場合でも自動で日本通信SIM APNかb-mobile APNが自動設定され、インターネットに接続できるようになるという。
対象となる料金プランはHISモバイルAPNで利用ができる全ての月額SIMとプリペイドSIM(ドコモ回線網)となっている。
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