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iPhone 16シリーズ4モデルは何が違う? サイズ、カメラ、ストレージなどの仕様を整理(1/2 ページ)

「iPhone 16」「iPhone 16 Plus」「iPhone 16 Pro」「iPhone 16 Pro Max」の4モデルの違いを確認。アクションボタンとカメラコントロールは4モデル共通している。プロセッサはProモデルがA18 Proを搭載しており、ストレージ1TBはProモデルのみ。

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 Appleは9月10日未明、最新スマートフォン「iPhone 16」シリーズを発表した。ラインアップは「iPhone 16」「iPhone 16 Plus」「iPhone 16 Pro」「iPhone 16 Pro Max」の4モデル。ここでは、この4モデルの違いについて比較しながら確認していこう。

iPhone 16
「iPhone 16/16 Plus」
iPhone 16
「iPhone 16 Pro/16 Pro Max」

4モデルとも異なるディスプレイサイズ

 まず、iPhone 16シリーズで大きく変わったディスプレイサイズからチェックしたい。iPhone 15シリーズでは、無印のiPhone 15とiPhone 15 Proが6.1型、iPhone 15 PlusとiPhone 15 Pro Maxが6.7型で、サイズ的には2種類しかなかった。しかしiPhone 16シリーズでは、以下のように4モデルとも画面サイズが異なっている。

  • iPhone 16(6.1型)
  • iPhone 16 Plus(6.7型)
  • iPhone 16 Pro(6.3型)
  • iPhone 16 Pro Max(6.9型)
iPhone 16
iPhone 16シリーズのサイズの違い

 画面サイズが異なるといっても、iPhone 16とiPhone 16 Pro、iPhone 16 PlusとiPhone 16 Pro Maxではそれぞれ縦に2mmほど大きくなるだけで、横幅はほとんど同じだ。また、iPhone 15シリーズから変わらず、常時表示と最大120HzのアダプティブリフレッシュレートはProモデルのみの対応となる。

アクションボタンとカメラコントロールは4モデル共通

 従来、Proモデルにのみ搭載されていたアクションボタンだが、iPhone 16シリーズでは全てのモデルに搭載された。消音モードやカメラの起動、ボイスメモなどよく使う機能を割り当て可能だ。

 また、iPhone 16シリーズで新搭載された「カメラコントロール」も4モデル全てが対応する。タッチセンサーになっており、クリックしてカメラを起動、もう一度クリックすると写真を撮影。軽くタップしてズームなどのコントロールを開き、そのまま指をスライドして設定を変更できる。

iPhone 16
iPhone 16シリーズは、4モデルともカメラコントロールを搭載

 年内にはカメラコントロールでビジュアルインテリジェンスが利用可能になる。例えばお店の看板を撮ってマップの情報を表示したり、目の前のものをGoogle検索したり、宿題の内容をChatGPTに質問したりできる。

iPhone 16
カメラコントロールからビジュアルインテリジェンスが利用可能になる

ProモデルはA18 Proを搭載

 iPhone 16とiPhone 16 Plusは、前モデルのA16 Bionicから2世代アップデートし「A18」を搭載する。生成AIモデルに最適化された16コアのNeural Engineを搭載しており、A16 Bionicよりも最大2倍速くMLモデルを実行できるとしている。

 CPUは6コアでA16 Bionicと比較し30%高速。GPUは5コアで同じく最大40%高速化している。ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングをサポートし、ソフトウェアベースのレイトレーシングと比較して最大5倍高いフレームレートを実現する。

 これまでiPhone 15 Proでしか利用できなかったAAAタイトルのゲームもプレイできるようになるとのことだ。

iPhone 16
iPhone 16/iPhone 16 PlusはA18、iPhone 16 Pro/iPhone 16 Pro MaxはA18 Proを搭載する

 一方、iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxは、「A18 Pro」を搭載する。Apple Intelligenceに最適化したという16コアNeural Engineを搭載し、前世代のA17 Proと比較して最大20%高速化している。2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載する6コアCPUは、同じ負荷の作業をA17 Proよりも20%低消費電力で15%高速に処理できるとする。

 6コアGPUは前世代よりも最大20%高速。ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングは最大2倍高速になる。

望遠カメラとLiDARスキャナーはProモデルのみ

 アウトカメラはiPhone 16/iPhone 16 Plusが2眼、iPhone 16 Pro/iPhone 16 Pro Maxが3眼なのは従来と同様。構成としては下記のようになる。

iPhone 16/16 Plus

  • Fusion(広角):4800万画素(F1.6)
  • 超広角:1200万画素(F2.2)

iPhone 16 Pro/iPhone 16 Pro Max

  • Fusion(広角):4800万画素(F1.78)
  • 超広角:4800万画素(F2.2)
  • 望遠:1200万画素(F2.8)
  • LiDARスキャナー

 空間写真は、前モデルではProモデルでしか撮影できなかったが、iPhone 16シリーズでは4モデル全てで撮影可能となった。ただし、暗い場所でも背景をぼかせる「ナイトモードのポートレート」と、標準的なRAWフォーマットの情報をiPhoneの画像処理と併用できる「Apple ProRAW」は引き続きProモデルでのみ利用できる。

 外部ストレージへの記録時に最大4K、120fpsのProResビデオ撮影ができるのもProモデルだけだ。

iPhone 16
iPhone 16/iPhone 16 PlusのアウトカメラはFusion+超広角の2眼構成。配置が縦になり、空間写真撮影に対応した)
iPhone 16
iPhone 16 Pro/iPhone 16 Pro Maxは、Fusion+超広角+望遠の3眼構成。LiDARスキャナーも搭載されている

ストレージ1TBはProモデルのみ

 ストレージも4モデルで異なっている。iPhone 16/16 Plusでは1TBが用意されておらず、128GB/256GB/512GBの3種類から選ぶ。iPhone 16 Pro/iPhone 16 Pro Maxでは1TBも選べるが、iPhone 16 Pro Maxに128GBの選択肢はない。具体的な構成は以下の通り。

iPhone 16/16 Plus

  • 128GB
  • 256GB
  • 512GB

iPhone 16 Pro

  • 128GB
  • 256GB
  • 512GB
  • 1TB

iPhone 16 Pro Max

  • 256GB
  • 512GB
  • 1TB

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