「iPhone 16」シリーズの価格が出そろう Appleと4キャリアで最安はどこ? 一括価格と実質負担額を比較
9月20日に発売される「iPhone 16」シリーズの価格が出そろった。Appleに加え、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアの価格を比較。一括価格と、4キャリアの購入プログラムを利用した際の実質負担額で最安はどこか。
9月20日に発売される「iPhone 16」シリーズの予約が9月13日21時に開始。これに先立ち、12日〜13日にかけてNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルがiPhone 16シリーズ4機種の価格を発表した。
Appleは9月10日に発表時にApple Storeでの価格を発表しているが、Appleとキャリアの価格はどれだけ違うのか。また、キャリアが提供している端末購入プログラムを利用すると、どれだけお得にiPhone 16シリーズを運用できるのか。ここでは、Appleと4キャリアが扱うiPhone 16シリーズの一括価格と、4キャリアで購入プログラムや各種割引を適用して端末を返却した際の実質負担額をまとめた。
一括価格は全てのモデルと容量でApple Storeが最安、4キャリアでは楽天モバイルが最安
まずは一括価格から見ていこう。iPhone 16シリーズ全モデルでApple Storeが最安となっており、4キャリアの中では楽天モバイルが最安だ。
iPhone 16はApple Storeの12万4800円〜16万9800円に対し、4キャリアは14万1700円〜21万1680円。
iPhone 16 PlusはApple Storeの13万9800円〜18万4800円に対し、4キャリアは15万8800円〜23万1000円。
iPhone 16 ProはApple Storeの15万9800円〜23万4800円に対し、4キャリアは18万1800円〜29万1830円。
iPhone 16 Pro MaxはApple Storeの18万9800円〜24万9800円に対し、4キャリアは22万4800円〜29万9310円。
端末購入プログラムや割引を適用した実質負担額を4キャリアで比較
続いて、4キャリアが提供している購入プログラムを適用して端末を返却した際の実質価格を見ていこう。
ドコモの「いつでもカエドキプログラム+」とauの「スマホトクするプログラム」では、24回払いで支払い、25カ月目までに返却すると、端末ごとに設定された24回目の「残価」の支払いが免除される。
ドコモのいつでもカエドキプログラム+では、プログラム早期利用料を支払って12カ月目までに返却する選択肢もある。その場合、13カ月目〜23カ月目の支払いが免除され、1年でお得に機種変更が可能だ。また、ドコモではiPhone 16(128GB)とiPhone 16 Pro(128GB)のみ、機種変更で1万1000円の割引が適用され、MNPや新規契約よりも安価になる。
auは2024年11月末(予定)まで、スマホトクするプログラムの残価を2万10円増額しており、11月末までに購入すれば、2年間よりお得に運用できる。また、MNPと新規契約向けの「au Online Shop お得割」と、機種変更向けの「5G機種変更おトク割」の割引金額を一律5500円としており、どの契約形態でも実質負担額は変わらない。逆に言えば、auユーザーが機種変更する場合でも、MNPと同様にお得に利用できることになる。
ソフトバンクの「新トクするサポート(プレミアム)」では、48回払いで購入し、13カ月目に早トクオプションに申し込んで端末を返却すると、13回目以降の支払いが免除される。
中でも注目したいのがiPhone 16(128GB)だ。iPhone 16(128GB)は12回目までの支払いが月3円と極端に低くなっており、12カ月間の支払い額がわずか36円。これに早トクオプション料の1万9800円を合わせると、1年間の実質負担額は1万9836円になる。13カ月目以降の支払いは付き4039円と一気に上がるので、ソフトバンクはiPhone 16(128GB)を戦略的に売っていく方針であることが分かる。
iPhone 16(128GB)を除く機種は、ソフトバンクオンラインショップにてMNPで購入すると「オンラインショップ割」として2万1984円が適用される。また、5〜22歳以下のユーザーが新規で「自宅等で受け取る」条件で購入すると「U22オンラインショップ割」として2万1984円が適用される。
楽天モバイルの「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」では、48回払いで購入し、25カ月目に端末を返却すると、残り24回分の支払いが免除され、実質半額になる。さらに楽天ポイントの還元もあり、MNPの場合、Rakuten最強プランに初めて申し込み、対象iPhoneを下取りに出すと、最大で1万7000ポイントの還元を受けられる。ただし、同じ2年間という条件ならauの方が安い。
なお、Appleについては実質価格は省いている。Apple Storeで購入したiPhoneも、1年後や2年後にAppleに下取りに出せば、その金額を引けるが、1年後〜2年後の下取り価格は現時点では分からないため。
実質負担額は、1年後に返却という条件ではあるが、ドコモとソフトバンクが特に安い。iPhone 16(128GB)は2キャリアとも3万円台なので狙い目だ。iPhone 16 Plusは全容量でドコモが最安、iPhone 16 Proは128GBと256GBはドコモ、512GBと1TBはソフトバンクが最安、iPhone 16 Pro Maxは256GBと512GBはドコモ、1TBはソフトバンクが最安だ。
(2024年9月14日16時45分追記)2年後に端末を返却した場合の実質負担額も比較してみた。ドコモのiPhone 16と16 Proの128GBは、機種変更の1万1000円割引がここでも効いており、最安を維持している。auも11月末まで残価が2万80円増加している施策が効いており、iPhone 16(512GB)、iPhone 16 Plus(256GB、512GB)、iPhone 16 Pro(256GB)、iPhone 16 Pro Max(256GB)で最安となる。
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