LINEのトークルームからPayPayの送金が可能に 手数料無料
コミュニケーションアプリ「LINE」のトークルームで、キャッシュレス決済サービス「PayPay」の「送る・受け取る」機能が利用可能に。手数料無料で「PayPay残高」や、指定した金額の支払いのリクエストを送ることができる。
LINEヤフーは、10月15日にコミュニケーションアプリ「LINE」のトークルームで、キャッシュレス決済サービス「PayPay」の「送る・受け取る」機能が利用可能になったと発表した。LINEのバージョン14.16.0以上、PayPayのバージョン4.64.0以上で利用できる。
PayPayの送る・受け取る機能は、24時間365日無料で「PayPay残高」を即時に送ることが可能。PayPayからLINEの友だちに対し、PayPay残高を送ったり、金額を指定してリクエストをしたりすることもできる。
これより、新たにLINEのトークルームの「+」メニューから友だちに手数料無料でPayPay残高や指定した金額の支払いのリクエストを送れるようになった。グループトークで利用する場合は、グループトーク内のメンバーに対して同じ金額の請求のみ対応可能となる。
PayPay残高を送る場合は友だちとのトークを選択し、メッセージ入力横の「+」メニュー→「送る・受け取る」→「送るリンクを作成」をタップしてPayPayアプリに遷移し、送りたい金額を入力して「次へ」をタップ。PayPayアプリで「LINEでリンクを送る」→「シェア」→「PayPay残高」を送るリンクを送信する。
支払いのリクエストをする方法は、請求したい友だちとのトークを選択してメッセージ入力横の「+」メニュー→「送る・受け取る」→「請求リンクを作成」をタップ。PayPayアプリに遷移して支払ってほしい金額を入力し「(入力した金額)円を追加する」をタップ。PayPayアプリで「LINEの友だちにリンクをシェアする」→「シェア」→「PayPay残高」の請求リンクを送信する。
なお、LINEのトークルームで2014年12月から提供していた「LINE Pay」の送金/送付機能は10月22日10時に終了する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「LINE Pay」が国内でサービス終了に、2025年4月まで順次 残高はPayPayに移行可能
LINEヤフーとLINE Payが、日本国内にて決済サービス「LINE Pay」を2025年4月30日までに順次終了することを発表した。LINE Payを取り巻く環境の変化や経営資源の配分などを検討した結果、国内の送金・決済サービスは「PayPay」に一本化する。タイと台湾でのサービスは継続する。
LINEが詐欺対策を強化 友だち追加時やトーク開始時に注意喚起、「なりすまし」「詐欺」の通報も可能に
コミュニケーションアプリ「LINE」は、詐欺行為の撲滅を目指した4つの対応を順次開始。LINEの画面に注意喚起を順次表示し、通報理由の項目を細分化してモニタリング対応の強化などを行う。
PayPay、1日あたりの送金上限額を10万円→30万円に引き上げ
PayPayは1日に送金できる上限額をこれまでの10万円から30万円に引き上げる。家族間における金銭のやりとりに関する需要を踏まえ、上限額変更に至ったという。手数料は無料となっている他、警告メッセージで不正利用を防ぐなどの取り組みもあわせてアピールする。
PayPayで募金が可能に 赤い羽根共同募金など6法人と順次連携
キャッシュレス決済サービス「PayPay」が、オンラインでの寄付や募金へ導入可能に。「赤い羽根共同募金」など6法人と順次連携していく。本人確認(eKYC)の完了が必須だ。
「PayPay」登録ユーザー数が6500万を突破 会員の半数近くが本人確認(eKYC)を完了
キャッシュレス決済サービス「PayPay」の登録ユーザーが、8月10日時点で6500万人を突破した。本人確認(eKYC)済みユーザーも3000万人を超えているという。


