Androidにある「AirDrop」的な「Quick Share(クイック共有)」を知っていますか? それぞれ解説します(2/2 ページ)
iPhoneのAirDropとAndroidのQuick Shareについて、使い方や注意点などを紹介します。
Android:Quick Share(クイック共有)の使い方
AirDropはAndroidでは利用できませんが、ほぼ同等の機能としてQuick Shareがあります。以前はニアバイシェアと呼ばれていた機能です。Quick ShareはもともとSamsungのGalaxyデバイスが搭載していた機能ですが、2024年初めにAndroid標準機能のニアバイシェアがクイック共有に統合され、クイック共有の方が標準機能になっています。
→・Androidの「ニアバイシェア」とGalaxyの「クイック共有」が統合へ
Google フォトやFiles by Googleなど、共有メニューがあるアプリからならQuick Shareは利用できます。写真以外にも、動画やPDF、WebページのURLなど、さまざまなものを共有できます。
共有方法は、アプリの共有メニューから「Quick Share」を選択し、「付近デバイスのデバイスに送信」から送信相手を選びます。
受信側にはQuick Shareのポップアップが表示されるので、「承認する」を選択すれば受信されます。自分のデバイスに送信する場合には、選択肢は表示されず直接受信されます。
Quick Shareでも受信側で共有範囲の設定が必要です。画面を上から下にスワイプしてクイック設定を表示し、Quick Shareを選択しましょう。共有するユーザーを「自分のデバイスのみ」「連絡先」「全ユーザー」から選択します。
- 自分のデバイス : 同じGoogleアカウントにログインしているデバイス同士でデータを共有できます
- 連絡先 :連絡先に登録されているGoogleアカウントを使用しているデバイスとデータ共有ができます
- 全ユーザー :近くにいる全員のデバイスとデータを共有できます。「10分間のみ」のチェックボックスをオンにすると、10分後に自動で元の設定に戻ります
なお、GalaxyデバイスではQucik Shareのメニューが若干異なります。例えば、共有を許可するユーザーの設定では「自分のデバイス」の代わりに「許可しない」となっていますが、動作自体は同じです。
Quick Shareでも、見ず知らずの人から勝手にファイルを送り付けられることがないように、普段は「自分のデバイス」あるいは「連絡先のみ」の設定しておくことをお勧めします。
また、Androidの標準機能であるQuick Shareですが、Android以外にもChromebookと一部のWindows PCで利用できます。
Windowsの場合は、別途Quick Shareアプリをインストールする必要があります。なお、ARMデバイスは非対応です。
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