発熱する「iPhone 12 mini」のバッテリー、よく見ると膨張……街中の修理店で交換した結果は?(3/3 ページ)
母親の「iPhone 12 mini」のリチウムイオンバッテリーが膨張した。起動はできるし、充電もできるが、背面に熱を持つため、このまま使い続けることは危険と判断した。街中の修理店で交換してみた結果……
いざ、バッテリー交換へ 防水性能が損なわれる?
いざ、店舗へ出向き、リチウムイオンバッテリーが膨張したiPhone 12 miniを預けてみた。まずは店舗スタッフが症状を把握するため、iPhone 12 miniの状態を目視確認。ディスプレイと保護ガラスが明らかに盛り上がったような形状で、平らではないことから、店舗でもリチウムイオンバッテリーの膨張という判断に至った。
希望内容として、リチウムイオンバッテリーの交換を伝えたところ、留意点として次の2点について説明があった。
- リチウムイオンバッテリーの膨張によりディスプレイに圧力がかかっており、ディスプレイを取り外してリチウムイオンバッテリーを交換する際にその圧力から解放された反動で、ディスプレイが壊れる(破損などにつながる)リスクがある
- 動作確認時に他にも故障しているパーツが見つかる可能性がある
上記に留意し、リチウムイオンバッテリーの交換に同意するには、店舗から手渡された紙の書類に名前、住所などを記入し、サインをする。iPhone 12 miniのディスプレイを取り外した際にボディーの内側に貼り付けられた「防水テープ」が剥がれてしまう。そのため、防水性能が損なわれてしまう恐れがあるのだが、追加料金として1650円を支払えばテープを貼り直してもらえる。この点も事前に案内されたので、同意の上で依頼することにした。
iPhone 12 miniを店舗に預けた後、事前に案内があった通り1時間程度でリチウムイオンバッテリーの交換は終了。終了予定時刻を少し過ぎてから店舗へ戻ると、膨張により浮いていたiPhone 12 miniのディスプレイは元通りフラットになり、起動も充電もできた。登録修理業者かどうかの確認など、事前に確認すべき点はいくつかあったが、同じようなケースで困っている人の一助になれば幸いだ。
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