SIM2枚目のキャリアは「楽天モバイル」「MVNO」の割合が高め ICT総研が複数回線について調査
ICT総研は、11月26日に「スマートフォンSIM複数契約実態調査」の結果を発表。スマホ1台あたりSIMを2契約しているユーザーは6.3%で、SIM2枚目の利用キャリアは1契約目に比べて楽天モバイル、MVNOの割合が高い。
ICT総研は、11月26日に「スマートフォンSIM複数契約実態調査」の結果を発表した。調査は11月18日から25日に実施し、20代以上の男女を対象に行ったWebアンケートの回収数は4113件。
個人契約のスマホを日常的に1台利用し、SIMも1契約というユーザーは80.3%。スマホ1台でSIM2契約は4.4%、スマホ2台でSIM2契約は6.6%、スマホ2台でSIM3契約は1.0%、スマホ2台でSIM4契約は0.4%となり、この結果からスマホ1台あたりSIMを2契約しているユーザーは6.3%となる。
個人契約でスマホ1台あたり2契約以上しているユーザーへ、利用キャリア(通信事業者)を聞いた。メイン利用のSIM(1契約目)の通信キャリアは、NTTドコモが41.0%、 auが12.5%、UQ mobileが4.9%、ソフトバンクが11.1%、Y!mobileが7.2%、楽天モバイルが9.7%、MVNOが13.6%となった。サブ利用SIM(2契約目)と比較すると、メイン利用SIMと比べてNTTドコモの割合が大きく下がり、楽天モバイルとMVNOの割合が高くなっている。
また、個人でSIMを2契約以上しているユーザーの69.1%が「SIMを1契約のみ利用する場合と比べて、2契約以上することで携帯電話料金を節約できている」と回答。データ通信を利用する場合には料金の安いSIMに切り替えるなどによって、料金の節約を実感できているユーザーが多いことが伺える。
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