「誠実な対応じゃない」 前澤友作氏のKABU&モバイル、転入元キャリアで料金発生したら補償 申し込み殺到でユーザーから批判も
実業家の前澤友作氏が代表取締役社長を務めるカブ&ピース。その新しいMVNOサービス「KABU&モバイル」に乗り換えが殺到した。同社は乗り換える前の通信事業者で料金が発生したら「別途補償する」と案内している。
実業家の前澤友作氏が代表取締役社長を務めるカブ&ピースは、新しいMVNOサービス「KABU&モバイル」に乗り換える前(MNP転入元)の通信事業者で料金が発生したら「別途補償する」と案内している。
KABU&モバイルは、同社が11月20日に開始した新サービス「カブアンド」のMVNOサービスで、大手3キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)のネットワークに対応する。カブアンドは、電気、ガス、モバイル通信などのサービスを利用すると、利用料金に応じて同社の未公開株と交換できる電子チケット「株引換券」を付与するのが大きな特徴だ。
KABU&モバイルの月間データ容量と月額料金は、3GBが1078円(税込み、以下同)、5GBが1298円、10GBが1738円、20GBが2178円、50GBが3828円で、株引換券の還元率は通常会員が10%、プラス会員が20%となっている。
サービス開始後、KABU&モバイルへの申し込みが殺到した影響で、回線の切り替え手続きが行えない他、一部ユーザーがモバイル通信を一時的に使用できず、カブアンド公式Xアカウント(@kabuand_jp)が11月24日にその詳細を案内していた。
12月1日には、「SIMの配送遅延やMNP開通手続き画面の不具合により、乗り換え前の携帯電話会社で、12月分のご利用料金が発生してしまう人に別途補償を行う」と発表した。ただし、具体的な補償対象者や補償内容については「改めて案内する」としている。
これを受け、ユーザーからは「誠実な対応じゃない」「初月無料にしないとダメではないか?」「これから利用を考えている方は、この案内だけを見て安心して申し込めるのだろうか?」など、批判の声が上がっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
前澤友作氏のKABU&モバイルに申し込み殺到 一部ユーザーは通信できない状態に
実業家の前澤友作氏が代表取締役社長を務めるカブ&ピースは、新しいMVNOサービス「KABU&モバイル」への申し込みが殺到していると案内している。回線の切り替え手続きが行えない。一部ユーザーがモバイル通信を一時的に使用できなくなっているという。
サービス利用で未公開株を取得できる「カブアンド」 モバイルは月3GBで月額1078円から
前澤友作氏が代表を務めるカブ&ピースは、生活インフラ関連サービス「カブアンド」を提供開始。サービスの利用者は利用料金に応じ、カブ&ピースの未公開株を受け取ることができる。
ソフトバンク、株主優待を「PayPayマネーライト」へ変更 PayPayユーザー間なら手数料無料で譲渡OK
ソフトバンクは、株主優待の内容をPayPayポイント(1000ポイント)の進呈からPayPayマネーライト(1000円分)の進呈へ変更。PayPayユーザー間なら手数料無料で譲渡/譲り受け可能で、PayPayポイントより利便性が向上するという。
楽天グループ、株主優待制度で月30GBのデータ通信専用eSIMを提供
楽天グループは、12月26日に第27期株主優待を発表。楽天モバイルのデータ通信専用eSIM(月30GB)を最大6カ月間、無料で提供する。無料利用期間は保有株式数と株保有期間によって異なる。
イオンモバイル、株主優待カード保有者の利用料金を毎月5%割引 シェアプランも対象
イオンモバイルは、オーナーズカード保有者を対象とした料金サービス優待特典を提供開始。基本料金、オプション費用などの利用料金を毎月5%割引し、シェアプランを利用の場合は全ての回線に適用される。

