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日本のiPhoneで「Apple Intelligence」を有効化してできること<前編>iPhone Tips(2/2 ページ)

2024年10月28日にリリースされたiOS 18.1からは、iPhoneの通話を録音データとして保存できる機能「通話録音」が使えるようになった。本記事では、同機能の使い方について、あらためて手順をおさらいしていこう。

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(2)作文ツール

 2つ目は、作文ツールだ。選択した文章の校正やリライト、要約などに利用できるが、言語設定を英語にしておく必要があるので、日本国内における実用面はいまひとつである。

 使い方は、操作したいテキストを選択した状態で、「>」をタップするか、キーボードの変換候補の欄に表示されるApple Intelligenceのアイコンをタップすればよい。下部に表示された画面から「Proofread(校正)」「Rewrite(書き直し)」などを選択しよう。この際、リライトする文体について「Friendly」「Professional」「Concise」の選択肢が用意されている点も特徴的だ。

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複数の操作手順を選択できるが、例えばテキストを選択した状態でメニューから「Writing Tool」をタップ(画像=左)。「Describe your change」をタップ(画像=右)
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「long story short」と入力して送信(画像=左)。文章がリライトされた(画像=右)

 なお、下部の「Compose(作成)」を選択すると、ChatGPTと連携したテキスト生成も行えるようになっている。例えば“Email to Boss”などとプロンプトを入力するだけで、ひな型が表示される。

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今度は、星の中央をペンが指しているようなApple Intelligenceのアイコンをタップ(画像=左)。最下部の「Compose」をタップ(画像=右)
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「Email to boss」と入力して送信(画像=左)。上司向けのメールのひな型が表示され、編集すべき場所も括弧で示されている(画像=右)

 ちなみに、メッセージの文脈を踏まえて返信文を作成する「スマートリプライ」機能などもあるが、こちらも英語でのやりとりでないと機能しない。まだ日本国内での活躍の場面はごくごく限定的だろう。

(3)カスタマイズしたメモリームービーの制作

 3つ目は、カスタマイズしたメモリームービーの制作だ。写真アプリを開いて上スワイプをし、表示された「メモリー」欄にある「Create」をタップする。テキストでキーワードを入力することで、その条件にあったメモリーを作成できる。

 なお、サポートのダウンロードや、データの解析が終わらないと利用できないので、同機能を試用するまでには少々時間がかかる。試用の際には、時間に余裕を持ってチャレンジすると良いだろう。

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写真アプリ下部に表示したメモリーの欄で「Create」をタップするか、メモリーの一覧に表示される「Create a Memory Movie」の画面の「Describe a memory」をタップ(画像=左)。例えば、「2024 cats」などと入力(画像=右)
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演出として、端末に保存している画像が表示される。ただし、編集される動画とは関係ない(画像=左)。入力した指示に沿ったテーマでメモリームービーが作成された(画像=右)

 さらに3つの機能については、後編にて解説する。

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