検索
連載

「OPPO Find X8」のカメラは3倍望遠がポートレート向き 多彩な機能を備えてきれいに撮れる 動くモノの撮影にもピッタリ荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/4 ページ)

まだ2025年が始まって間もないのだけど、2024年12月に発売された「OPPO Find X8」は「2025年最高のコンデジはこれ」と思えるほどにカメラ性能がいい。ハッセルブラッドが監修したカメラで多彩な機能を楽しめる。

Share
Tweet
LINE
Hatena

AIを駆使した「超望遠」もスゴい

OPPO Find X8カメラレビュー
6xで撮影しようとしているの図

 で、面白いのがその先。試しにズーム倍率を30xまであげてみた。

 AIパワーというべきか、ちょっと塗り絵っぽくなったけど、6x時はもやっとしていた斜めのワイヤーもクッキリと描画されている。

OPPO Find X8カメラレビュー
塗り絵っぽくなってはいるけど、かなりリアルに撮れている

 さらにその先。ズームは最大で120xまで上げられるのだ。

 そうするとですね、右下に「AI」と書かれたアイコンが現れる。超・超望遠時にAIを使った処理をいれるかどうかのボタンだ。

 「AI望遠ズーム」のオンオフでどのくらい違うのか、まずタンクの先を撮り比べてみよう。

OPPO Find X8カメラレビュー
最高倍率は120x! 「ムチャするなぁ」という感じであるが、「AI望遠ズーム」(つまり、AIを使って足りない情報を生成しているのだな)がオンになるとどのくらいい行けるか……?
OPPO Find X8カメラレビュー
AI望遠ズームオフの場合。斜めの線がデコボコしていることが分かるかな?
OPPO Find X8カメラレビュー
AI望遠ズームオンの場合。塗り絵っぽいけど、頑張っている感じがする

 AIを入れないと、斜めの線がジャギジャギしている。一方、AIを入れた方は滑らかに“補完”されている。予想以上に“それっぽく”撮れてて、びっくりした。

 そもそも、120xは2920mm相当になるのだから、ムチャにもほどがある望遠なのだ。撮りたいものを捉えるだけで大変。

 もう1つ、AIパワーの分かりやすい例を。ちょっと離れたところにいたネコである。

 まず、6xで撮るとこのくらい。結構遠いね。

OPPO Find X8カメラレビュー
6xでもこんなに遠くにいるネコ2匹。薄茶色の方を狙ってズームしてみることに

 そしてAIオンで120xにして撮ったものをどうぞ。

OPPO Find X8カメラレビュー
思ったよりAIが頑張って、ちゃんと猫の顔になっている

 予想以上にうまく処理していてびっくりした。ちなみに、AIオフ時と並べて部分拡大したのがこちら。どう違うかがよく分かるはず。

OPPO Find X8カメラレビュー
左がAI望遠ズームオン、右がオフ。AIの頑張りがよく分かると思う

 AIのやることなので、塗り絵に失敗して破綻することも結構ある。もっというと、この120xが「実用的か?」と聞かれると、「さすがにそれはムチャですよ」というところだが、「限界に挑戦」的なのは嫌いじゃない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る