「iPhone SE(第3世代)」と「iPhone 14」の価格下落が顕著に Back Marketがリファービッシュ品の価格変動を調査
Back Market Japanは、日米欧の「2024年のリファービッシュ品価格動向」を発表。iPhoneの平均価格はiPhone 16が発売された9月前後に最大価格下落時の平均15%の価格減少を記録し、価格動向に大きな影響を与えている。
Back Market Japanは、2月3日にiPhone/iPadの「2024年のリファービッシュ品価格動向」を発表した。2024年1月1日から12月31日の間に日本、米国、欧州のBack Marketで取り扱ったリファービッシュ品の販売データをもとにしている。
iPhoneの平均価格は、iPhone 16が発売された9月前後に最大価格下落時の平均15%の価格減少を記録。各国でiPhoneシリーズの価格は8〜12月の4か月の間で平均9%程度の下落幅を見せ、新モデル発売タイミングがリファービッシュ品の価格動向に大きな影響を与えていることが分かった。
iPhoneの機種別では、発売から2年以上が経過したiPhone SE(第3世代)とiPhone 14が各国で最も高い価格の下落率を記録。ユーザーは2〜3年で新機種へ移行する傾向が高く、新機種の発売に伴い旧モデルを手放す動きが活発化するため、中古市場での流通量拡大に伴い価格が変動したと推測している。
日本国内の機種別平均価格はiPhone SE(第3世代)が価格下落率1位を記録し、続いてiPhone 13とiPhone 14がランクイン。iPhone SE(第3世代)は新モデル発売前の1〜9月にかけて継続的に価格が下落し、最大で33.6%の下落率となっている。小型サイズのスマートフォンが好まれる日本独自のトレンドと、2025年に発売が予想されている第4世代の影響でさらに価格が下落すると考えられる。
日仏米のタブレット平均価格は、最大価格下落時の平均で約15%の価格減少を記録。日本は他国と比較して年間の下落率は低いものの、新型iPad miniの発表があった10月前後の9〜12月の下落率を比較すると約4%減と最も下落している。また、日本の機種別の下落率では10.2型iPad(第9世代)が21.7%の価格下落率となった。
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