検索
ニュース

3月24日からスタートする「マイナ免許証」にしない方がいい人は? メリットとデメリットをチェック(2/3 ページ)

マイナ免許証に移行することで、本当にこれまでの運転免許証から不便を感じずに使えるのか、デメリットはないのかと、気になるところもあります。

Share
Tweet
LINE
Hatena

マイナ免許証にするメリットは?

住所変更などの手続きがワンストップに

 運転免許証をマイナンバーカードに一体化させる大きなメリットの1つとして、住所や氏名、生年月日、さらには本籍に変更が生じた際に、本人が希望すればワンストップで手続きが完了できるようになります。

 例えば、市町村の窓口でマイナンバーカードの氏名、生年月日、住所を変更し、書き込まれた免許情報も同様に変更することをその場で希望すれば、免許センターや警察署などに出向いて同様の変更手続きを行う必要が無くなります。本籍については、市町村の窓口で変更した後、マイナポータルで運転免許に記録された本籍をオンラインで変更できます(神奈川県警のWebサイトより)。

 ただし、ワンストップ手続きを利用できるのは、マイナ免許証のみ所有する場合に限られます。

優良/一般なら更新時の講習がオンライン受講可能に

 運転免許を更新する際に必要な優良/一般の講習を個人のスマートフォン/PCからオンラインで受講(動画視聴)することができるようになります。運転免許の更新には適正検査(視力検査など)もあるので、引き続き運転免許センターや警察署に足を運ぶ必要はありますが、普段から無事故無違反の優良ドライバーなら、現地で講習を受ける時間を大幅にカットできるでしょう。

新規取得/更新の手数料が安くなる

 運転免許更新時の手数料も、従来の運転免許証に比べて安くなります。逆に従来の運転免許証の所有は値上げとなります。

費用 新規取得 更新
従来の免許証のみ 2350円(+300円) 2850円(+350円)
マイナ免許証のみ 1550円(-500円) 2100円(-400円)
両方とも所有 2450円(+400円) 2950円(+450円)

居住地以外における免許更新が即日交付に

 さらに住んでいる場所とは異なる都道府県で免許更新を行う「経由地更新」は交付まで3週間程度の時間がかかりますが、マイナ免許証の場合は更新手続きが即日完了するようになります。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る