旅先カメラを搭載したミドルハイレンジ「HONOR 300」シリーズ登場:山根康宏の海外モバイル探訪記(2/2 ページ)
今回はシリーズ初のペリスコープカメラモデルも登場し、“旅先カメラ”として女性層を狙った製品になっています。
OSはHONOR独自のMagicOS 9(Android 15ベース)を搭載しています。MagicOSはHUAWEI時代のEMUIと似通った機能が多くありますが、HUAWEIが次世代OS「HarmonyOS NEST」に移行する中、HONORはOSをどのようにアップデートさせていくのか気になります。
カメラは中国の販売店で簡単に触った程度ですが、3.8倍望遠は100mm相当であり、若干長めのポートレート用といったところ。人物撮影はいい感じに撮れます。100倍望遠は記録用としても十分。「旅先カメラ」という売り方はうまいと感じます。
HONOR 300 Proも簡単に紹介します。フロント面のデザインは同じ、背面は同じホワイトモデルでもデザインを変えており、カメラ部分を囲うようなスリットを入れることで、握りやすさとアクセントを付けています。実際に手に持ってみるとわずかな引っ掛かりですが、指先で本体をうまく保持できると感じました。
カメラは望遠が5000万画素の3倍ですが、ペリスコープではありません。HONOR数字3桁シリーズでペリスコープ初搭載は上位モデルのUltraだけとして、性能差を生み出しているわけです。なお、カメラフレームのPortrait Masterの文字は赤ではなくフレームにモールドされており、控えめになっています。
ミドルレンジクラスのモデルは他社も年に2回のモデルチェンジを行っており競争は激しくなっています。HONORは300シリーズを女性向けの旅用カメラフォンとして売り込むことで差別化を図ろうとしているのです。
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