連載
格安折りたたみのTECNOから、今度はおしゃれなデザインモデルが登場:山根康宏の海外モバイル探訪記(2/2 ページ)
2024年9月に登場した後継機「Phantom V Fold2」は、デザイン性を向上させ、「TECNO=安い」というイメージからの脱却を目指しました。
なんと言ってもデザインハウスが手掛けた製品なので、外観が美しく、ケースを装着せずに見せびらかしたくなるでしょう。本体スペックはプロセッサがMediaTekのDimensity 9000+、カメラは5000万画素が3つと、前モデルより強化され、バッテリーも5750mAh、充電は70Wに対応するなど強力です。
本体を開くと7.85型のディスプレイが使えます。サイズは約159.0(幅)×140.35(奥行き)×5.5-6.08(高さ)mmで、まずまずといったところでしょう。なお別売のスタイラスによるペン入力も可能です。
全体的なパフォーマンスも1世代前といった感じですが、TECNOは先進国にPhantom V Fold2を売ろうとはしていません。プロセッサ性能は若干低いものの、広角、2倍望遠、超広角いずれも5000万画素のカメラは性能が高く、バッテリーも高性能。新興国では誰もがうらやむスマホになるでしょう。
TECNOとLOEWE.のコラボはこれが2作目です。今後もデザイン面で協業することで、魅力を高めた製品を次々と出してくるはずです。新興国のユーザーがちょっとうらやましく思える製品ですね。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ミッドレンジでお手軽だけど、ちゃんとカメラスマホしてる「nubia Focus 2 Ultra 5G」をMWC 2025で発見
カメラの操作感を意識したカメラスマホ「nubia Focus 2 Ultra 5G」を紹介する。
厚さ5.75mm、重量146gの“激薄軽量”スマホ「TECNO SAPRAK Slim」登場 バッテリーも妥協なしの5200mAh
TecnoがMWC Barcelona 2025にて、激薄のスマートフォン「TECNO SAPRAK Slim」を披露。最薄部5.75mmと極度に薄くなっているにもかかわらず、5200mAhのバッテリーを搭載する。1月に予告されたGalaxy S25 edgeのライバルになるか。
好調Tecnoの折りたたみスマホの課題は“重さ” 後継機は薄型軽量化で衛星通信対応か?
世界のスマートフォン出荷台数ランキングでトップ5位入りの常連となったTranssion。その傘下のTecno初の折りたたみモデル「Phantom V Fold」が発売されてからほぼ1年が過ぎ、そろそろ後継機が気になるところです。Phantom V Foldは発売時、「世界最安の横折りスマホ」でしたが、重いのが課題でした。
暗闇で光るスマホ、Tecno「Spark 10 Pro」は世界初の“夜光レザー“を採用
最近海外でも話題になることが増えているTecno。他のメーカーにはない独特な機能を搭載したモデルも多く出しています。「Spark 10 Pro」は4G対応で日本円で2万円程度の格安モデルですが、実は「世界初」をうたう機能を搭載しています。
世界シェア10位、Tecnoの最新スマホ「Camon 12 Pro」は高コスパのカメラフォン
スマートフォンの世界シェア10位内には意外なメーカーが入っています。それがアフリカなどで人気のTecno(テクノ)。中国の伝音科技(Transsion)が展開するブランドで、アフリカではシェア上位に顔を出すメジャー製品です。そのTecnoの上位モデル「Camon 12 Pro」を紹介します。



