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「メルカリモバイル」を契約して“ギガの売買”にチャレンジしてみた お得度や通信速度も検証スマホ料金プランの選び方(2/3 ページ)

メルカリモバイルは、データ通信量や請求額をメルカリのアプリ上で管理できる点に加え、特にデータ容量(ギガ)が売買できる点が話題になりました。筆者も早速契約し、通信速度の検証や、実際にギガを売買してみました。通常のメルカリとは異なるフローであることが分かりました。

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ギガをメルカリで購入してみた 7GBで200円という格安ギガも

 メルカリモバイルの目玉といえば、やはりデータ容量(メルカリモバイル上では「ギガ」と表記)を売買できることでしょう。筆者も早速売買してみました。

 まずはデータ容量の購入です。メルカリの通常商品の売買とは異なり、データ容量は専用ページで売買します。

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メルカリモバイルはメルカリアプリのマイページで管理。データ容量の売買ページにもここからアクセスする。

 出品ページを見ると、既にたくさんの出品者がいるようです。公式ページには最低200円からと記載があったため、200円/1GBが最低金額かと思いきや、200円以上なら何GBでもまとめて出品可能でした。中には7GBで200円といった格安のものもあります。

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データ容量は200円以上なら好きな容量をまとめて出品できる。想像より安い単価で出品されていた

 筆者は200円の出品の中で容量が最も大きい7GBのものを買ってみました。購入時は出品者が表示されるものの、メッセージのやりとりや評価は不要です。

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データ容量はメッセージや評価不要ですぐに購入できる

 購入するとすぐにデータ容量が増えますが、マイページ上では基本容量と購入した容量は区別して管理できます。

 ちなみに、メルカリモバイルでは基本容量も買った容量も翌月に繰り越しされません。筆者は記事執筆のためにすぐに買いましたが、通常はデータがなくなりそうになってから、必要な分だけ購入しましょう。

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購入した容量は出品不可のため、基本容量と購入した容量は分けて表示される

 出品ページでは購入済みの容量もいくつか確認できますが、まだまだ少ないです。サービス開始から間もないためまだ取引が活発ではないか、月末に近づくほど購入者が増えるのかもしれません。

 また、購入済みは400円/10GBや200円/6GBなど、格安の出品のみでした。メルカリの通常の商品は価格以外に商品の状態、配送方法、出品者の評価などを総合的に判断するのに対し、データ容量の比較ポイントは容量と価格のみです。欲しい容量で最安値の出品しか買われないので、価格競争が激しくなりそうです。

 その分、出品されたデータ容量はかなり安いため、容量はできるだけ購入した方がお得です。月20GB使う場合、2GBで990円の基本容量に加え、例えば200円/5GBを4回購入すれば合計で月額1790円です。20GBプランの月額2390円より月600円も安く使えます。うまくいけば、月20GBで月額2178円のmineoや、月25GBで月額2000円のIIJmioよりも安く使えます。今後どうなるかは分かりませんが、たくさんデータを使う場合も2GBプランを契約して容量を購入した方がお得な場合が多いでしょう。

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200円/5GBといった出品もある。データをたくさん使う人も、2GBプランを契約して容量は追加購入した方がお得な可能性が高い

 通常のメルカリとの違いとして、出品を並び替えたり絞り込めたりできないのが不便です。データ容量に品質の違いはないので最安値を買うのが最適解ですが、大量の出品の中から、1GBあたりの単価が最も安いものを探すのは少々面倒です。価格順に並び替えられたり、容量で絞り込んだりする機能があれば便利だと思いました。

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