ニュース
楽天モバイルが外国人受けする理由 「やさしい日本語」で料金未払いを改善(3/4 ページ)
楽天モバイルは4月15日、報道関係者向けに説明会を開催した。外国人から見た楽天モバイルの魅力と、店頭などでの取り組みに焦点を当て。「やさしい日本語」で料金未払いを改善していることなども紹介した。
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
案内を「やさしい日本語」で 未払い率は改善傾向に
続いて登壇した勝間田優氏(マーケティング企画部 シニアマネージャー)は、楽天モバイルの公式サイトが日本語と英語の2言語で展開されており、オンラインショップでの申し込みやサービス内容も同様日本語と英語で確認できるとアピールする。
しかし、Webページだけでなくサービスに関する案内も外国人にも理解しやすい表現を行っているという。
例えば請求書では、漢字や専門用語を並べずに外国人にも理解しやすい表現でサービス内容を伝えることで、外国籍のユーザーにも安心して利用してもらえるようにしている。
「現金(キャッシュ)の文化が非常に強く、クレジットカードや銀行口座からの引き落としといった日本では当たり前の決済手段に馴染みがない」(勝間氏)ため、以前は東南アジア出身者の未払い件数が多くなる傾向にあったという。そこで楽天モバイルは、未払いとなっている回線契約者に対して「やさしい日本語」で表記した案内を用意した上で、「お客さまが何をしなければいけないのか、イラストを用いて分かりやすく明記する」ようにするなど、さまざまなアプローチを行った。その結果、料金の未払い件数は減少したそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「Rakuten Link」はどこまで通話無料? 見落としがちな注意点を解説、課金されるケースも
楽天モバイルのコミュニケーションアプリといえば「Rakuten Link」だ。テキストメッセージ、画像、ファイル、動画、ボイスメッセージが何度でも無料で送受信できるのが大きな特徴だ。一部は有料となっており、実際には何が無料なのかを解説する。
楽天モバイルの“株主優待SIM”を使ってみた 毎月30GBを1年間、サブ回線の運用に最適
楽天グループは第27期株主優待として、楽天モバイルの「音声+データ30GB/月」プランを1年間無料で利用可能な回線を配布しました。届いた日からおよそ1年間の間、毎月30GBのデータ通信とRakuten Link Officeアプリ経由での無料電話が可能な楽天モバイルの回線となっています。この株主優待専用回線を使う機会があったので、実際の使用感をレポートしていきます。
新「Rakuten Link」の使い勝手を検証する AIアシスタントは便利だが、無料通話を実感しづらい理由
楽天モバイルのコミュニケーションアプリといえば、RCS(リッチコミュニケーションサービス)を用いた「Rakuten Link」だ。国内通話がかけ放題となり、テキストや画像などでやりとりできる。対話型AIアシスタント「Rakuten Link AI」が実装されたが、無料通話を実感しづらくなっている。
4キャリアの「海外データローミング」を比較 “お得にたくさん”使えるのはどこ?
海外旅行に欠かせない、キャリアやサブブランドの海外ローミングプランについて調べてみた。ドコモの「世界そのままギガ」の場合、データ量は自分の契約プランから消費されるが、オプション料金が別途必要。auは、1日800円から利用できる「au海外放題」を新たに提供している。
楽天モバイルの使い放題は海外と比べても安い? 2022年度の内外価格調査発表
総務省が5月26日、令和4年度(2022年度)の電気通信サービスに関する内外価格調査を発表した。東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ソウルの6都市での携帯電話、FTTH、固定電話の料金について2023年4月に調査。携帯料金はロンドンとパリに次ぐ安さになるケースが多かった。


