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KDDIがスマホのタッチ位置を分かりやすくなる「スマホ操作サポートシール」を無償提供 au/UQ mobileユーザー向けに
KDDIが、au/UQ mobileユーザー向けに「スマホ操作サポートシール」を作成し、無償提供することになった。視覚障がい者からの助言を取り入れて作成し、指先でタッチする位置に印を付けてフリック操作や文字入力の操作をサポートする。
KDDIは5月30日、au/UQ mobileを利用するの視覚障がい者を対象に「スマホ操作サポートシール」を無償提供する取り組みを開始した。
スマートフォンの画面には物理的なボタンがほとんどないため、視覚障がい者が初めてスマートフォンを利用する際は文字入力や正確な位置をタッチすることが難しいという課題があった。
同社は視覚障がい者を支援する公共の施設や、KDDIグループで働く視覚障がい者の社員から助言を取り入れてスマホ操作サポートシールを作成。指先でタッチする位置に印を付け、フリック操作や文字入力の操作をサポートするという。
配送の申し込みは「KDDIお客さまセンター」の電話窓口で受け付ける他、店頭での貼り付けサポートは「au Style SHINJUKU」と「au Style みなとみらい」で行う。今後はスマホ操作サポートシールを活用した「視覚障がい者のためのスマホ教室」を開催し、スマートフォンやアプリの動作体験や練習をサポートしていく。
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