AirPods 4とAirPods Pro 2、カメラのシャッター操作が可能に 「声を分離」した録音も
Appleが、AirPods 4(通常モデルとANC搭載モデル)とAirPods Pro 2のアップデートを発表した。声を分離した録音と、カメラのシャッター操作が可能になる。2025年秋に提供される新OSにアップデートすると利用できる。
米Appleが6月9日(現地時間)、AirPods 4(通常モデルとANC搭載モデル)とAirPods Pro 2のアップデートを発表した。
新機能は同日からApple Developer Programにてテスト用に提供される他、パブリックβが2025年7月に提供される。一般ユーザー向けには、2025年秋のiOS 26、iPadOS 26、macOS Tahoe 26のアップデートで提供される。
アップデートは2つある。まず1つは、スタジオ品質の音声録音に対応したこと。「声を分離」する機能を用いて録音することで、外出先や雑音が多い場所でも、クリエイターは高音質で録音できるとする。
一般ユーザーにもメリットがある。H2チップ、ビームフォーミングマイク、コンピュテーショナルオーディオにより、iPhoneでの通話、FaceTime、CallKit対応アプリにて、より自然な声の質感や明瞭さを楽しめるという。
声を分離した録音と向上した通話品質は、iPhone、iPad、Macで有効になる他、カメラアプリ、ボイスメモ、メッセージの音声入力、Webexなどのビデオ会議アプリ、対応する他社製カメラアプリでも対応する。
カメラリモートにも対応し、iPhoneやiPadでカメラ関連アプリの起動時にAirPodsの軸部分を長押しすることで、写真や動画を撮影できるようになる。もう一度長押しすると、撮影が停止する。クリエイターが、自分で歌ったり踊ったりしながら撮影するといった利用シーンを想定しているが、セルフィーを撮る際にも役立ちそうだ(耳にイヤフォンが入ったままになるが)。
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